【本】 2006/02/19
杉浦茂マンガ館 第2巻

著者 杉浦茂
解説(2巻) 糸井重里
定価 2,940円(税込)
出版社 筑摩書房
ISBN 4480701427
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あなたが憶えている、コロッケの値段はいくらですか?
いや、なんの意味もないのですが、
ぼくはかなりはっきりと「5円」と、憶えているのです。
それに、また、はっきりした理由があります。
杉浦茂さんの、ぼくの大好きだったマンガのなかに、
「コロッケ5円の助」という登場人物がいたからです。

いまでも、思うんですよ。
このキャラクターの名前、なんていいんだろう!
他にも、口にくわえた巻物の両サイドから、
白いけむりのほうなものを吐き出す
「うどんこプップの助」ってのもいました。
いいでしょう、このまぬけなネーミング。

ぼくの「なんかおもしろいこと」の原点は、
どうも、この杉浦茂のマンガあたりにあると思うのです。
(杉浦茂を知らない方は、ネットで検索してみてね。
 赤塚不二夫さんの、「レレレのおじさん」などは、
 杉浦さんへのオマージュのはずですよ)

たぶん、ぼくはとんでもなく長生きして、
98歳くらいになったとしても、そのときに、
「おれのこどものころ、コロッケの値段は5円」と、
忘れてないと思うんですよー。

「コロッケ5円の助」なんて、
ほんとにくだらない表現かもしれないけれど、
そのくだらないステキさが、いつまでも、
人のこころのなかに、生き続けるんだよなぁ。
(「今日のダーリン」より)

2006-02-19