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ほぼ日ブックス#0010
ダーリンコラム
| 著者 |
: |
糸井重里 |
| 定価 |
: |
660円 |
| ページ数 |
: |
196ページ |
| 出版社 |
: |
朝日出版社 |
| ISBN |
: |
4-25500127-8 |
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「ほぼ日」をはじめたのはいいけれど、
人に原稿を頼んでいる時間も、それはそれで、
つくらなければないものだ。
それより、自分で書けばすぐにできる。
頼まれた側の糸井重里のほうも、イヤじゃなかった。
仕事が好きな人間でもなく、
できることなら毎日ラクしていたいというやつだったが、
勝手なテーマで、勝手な分量だけ書いていいなんていう
いかにもいい加減な依頼なんて、
そうあるものではない。
そういう「ふたりの自分」の都合が重なって、
「ダーリンコラム」という原則週1回の連載がはじまった。
週1回の「ダーリンコラム」に加え、
「ほぼ日刊イトイ新聞」の表紙に何やら毎日
書いているうちに、
ぼくはもう、どんどん「書く職業」の人じゃなくなった。
まる裸で何かをしゃべっている人になっていった。
こうなると、これはこれで、
けっこう新しい苦しさが見えてくる。
「考えていないことは書けない」ということだ。
いちおうでも、不完全でも、
自分のアタマで考えたことだけが書けることだった。
キレイに書けたけれど、
自分で考えたことじゃないなぁと思うことは
そのままボツになったりもした。
「ダーリンコラム」は、対面しているともだちに、
じょうずじゃなくても何とか伝えようとしている
夜中の妙に真剣な会話のようなものかもしれない。
(darling) |