「12月」という月はどうしてこうも
気があせるんでしょう。
「クリスマスまでに‥‥」とか
「年内に‥‥」とか
とにかく期限が決められることが多いからなのか。
街中のイルミネーションがキラキラしているからなのか。
テレビや雑誌で1年を振り返っているからなのか。
それとも「師走」という言葉があるからなのか。
誰にせかされているわけではないのですが、
どうも落ち着きません。
ええと、ひとまず、ストックしておいたものを
まとめて放出しておきますね。

【DVD】 2005/12/18
イマジン ジョン・レノン特別版

監督 アンドリュー・ソルト
出演 ジョン・レノンほか
価格   3,980円(税込)
発売元 ワーナー・ホーム・ビデオ
ASIN B000BIX83C

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「ジョン・レノンが死んだらしい」と知らされたのは、
なんとまぁエジプトで、ピラミッドの前にいるときだった。
ロケに後乗りで合流した人から、そのニュースを聞いた。
目の前にあるピラミッドの、とんでもない大きさと、
聞いたばかりのニュースの、信じにくさとが、
ぼくの頭のなかでぐるぐる回っていた。
『不思議、大好き。』という、
百貨店のキャンペーンの撮影で、そこにいたのだった。
これが、25年前のことだったと、さっき知った。

たぶん彼の没後25年で発売されたのだろう、
『イマジン ジョン・レノン特別版』というDVDがある。
さっき、ネットでオーダーした。
実は、これとたぶん同じものを、
ぼくはビデオテープで持っていた。
何度か、あらためて見たいと思っては、
古いビデオデッキで見るのが億劫で、
そのままになっていたソフトだった。

このドキュメンタリー映像のなかに、
ジョンの自宅の庭に侵入した「ファン」が捕らえられて、
ジョンのもとに連れてこられる場面がある。
ビデオの次の場面は、ジョンと、その「ファン」が、
いっしょに食事をしているところだった。
その「ファン」は、ジョンに向かって、
「あんたのせいで、俺の人生は狂わされた」
というようなことをつらつら語っていたと思う。
ジョン・レノンは、それを聞きながら食事をしていた。
それができてしまうジョンという人のことを、
想像すると、泣けてきそうになる。
ジョン・レノンが殺されたのも、
ふつうに道を歩いているときに、すれちがった男から、
「やぁ、リッチマン」と声をかけられて、
挨拶を返すと同時に、射殺されたのだという。
そういう運命の人だった、としか言いようがない。
あれから4半世紀経って、いたのか‥‥。
それだけの間、ぼくは何をしていたのだっけな。
(「今日のダーリン」より)

期限が決まっているものは
とくに気をつけないと!
走り回っているうちに終わっていたなんてことが
ないように気をつけてください。
足を運んだ乗組員からは
「会場から帰りたくなかった!」
という声もでていました。

【イベント】 2005/12/18
タナカカツキのタナカタナ夫展
 ─アンビエント・マンガの世界─




会期 : 2005年12月14日(水)〜12月28日(水)
会場 : ラフォーレ原宿
入場料 : 500円(小学生以下無料)
問い合わせ先 : ラフォーレ原宿
03-3475-0411
開催時間などの
くわしいインフォメーションは、
こちら
※タナカカツキさんの
 トークショーもあります。
12月17日(土)with土佐信道&伊藤ガビン
12月18日(日)withピエール瀧&天久聖一
12月23日(金)withいとうせいこう&伊藤ガビン
トークショーは、いずれも19:30スタート。
チケット(1000円)は、
展覧会初日より会場入口受付にて販売されます。
お早めにどうぞ。
<タナカカツキさんの初展覧会が
 ラフォーレ原宿にて開催されます>


「ほぼ日」では「なんだ、これは!」
何度もご登場いただいている、
「バカドリル」
「オッス!トン子ちゃん」の作者、
漫画家で映像作家のタナカカツキさんの、
はじめての展覧会が開かれます。
その展覧会の名は「タナカタナ夫展」!
(「カツキ」ではなく、「タナ夫」‥‥?)
金魚に、思う存分
フンをさせることができるコーナーや、
一時の気の迷いで
トン子ちゃんと記念写真を撮れる一角、
タナカカツキさんの
これまでの映像作品を堪能できる
タナシアターなど、
時代を、どの方向からかはわかりませんが、
確実に牽引している作家の
すべてを味わうことのできる展覧会です。
クリスマスでにぎわう原宿に
迷い込んだみなさん、
プラッとラフォーレへどうぞ。
(「コルクボード」より)

「年末のこの忙しいときに、
 この本を思い出させないで!」
なんて言わずに時間がないときこそ、
この本とじっくりと向き合うのです。
「ミッケ!」って言えたときは
もう忙しさをのりこえてますよ。
まもなく新シリーズも出ます!

【本】 2003/04/30
ミッケ! クリスマス I SPY3

著者 ジーン マルゾーロ
翻訳 糸井重里
定価 1428円(税込)
出版社 小学館
ISBN 4097270656 (3 巻)
●関連するほぼ日のコンテンツ
 【『ミッケ!』の秘密をミッケ!】
●本を買いたい方はこちらへ

 
【Amazon.co.jp】
おとなも夢中になる「遊びの絵本」
『ミッケ!』、ご覧になったことはありますか?
10年も前に、細々と1冊目を出した絵本が、
いつのまにか、もう8巻にもなっていて、
なんと110万部のベスト&ロングセラーに
なっていました。
(「『ミッケ!』の秘密をミッケ!」より)
とにかく、楽しんで作ってるんです。
そうやってると、
やっぱりこの本、面白いなーと
しみじみ思いますね。
今ではたくさんの人に楽しんでいただいて、
『ミッケ!』の面白さが、
やっと、やっと広がったんだな、
って感動しています。
10年もやっていると、
だいたいコツはわかってきましたね。
ストレートな答えだけじゃなくて、
ちょっと意地悪なものが隠れているんです。
ひねくれた目で見るといいかもしれないです(笑)。
(『ミッケ!』担当編集者 桑原さんが
 「『ミッケ!』の秘密をミッケ!」の中で)
【既刊の7冊はこちら】

ミッケ!
いつまでも
あそべる
かくれんぼ絵本

ミッケ!
びっくりハウス
I SPY 2

ミッケ!
がっこう

ミッケ!
ミステリー
I SPY 4

ミッケ!
ファンタジー
I SPY 5

ミッケ!
ゴーストハウス
I SPY 6

ミッケ!
たからじま
I SPY 7
 


「12月」と言えば、
糸井ダーリン重里が絵の魅力にひかれて
強くオススメしている絵本『ちいさなちいさな王様』
この原題、ドイツ語で「Der kleine Koenig Dezember」、
そのまま直訳すると「ちいさな王様 12月」ってなるんです。
絵本に登場する「12月」という名前の
わがままでするどい
ちいさな王様の魅力と
絵のなんともいえない吸引力に、
「12月」という言葉に対する考え方を
ちょっと変えて、
年内に間に合わなかったり、忘れ物をしてても
別にかまわないんじゃないかって
思えたりするんですよね。

2005-12-18