「ほぼ日」の乗組員には、なぜか、
九州出身者が多いのです。
そして彼らはとても、九州の話をするのが、
好きなのです。

ここでちょっとした遊びとして、
九州人はみんなそうなのか? を、
「日本人の思い」が書籍化されるのに便乗して、
連載当時のスタイルで、聞いてみようと思います。

まず、みなさんは、いかがですか?
そしてみなさんの周りの九州人は
いかがですか?

こんにちは。「日本人の思い」担当のさいとうりかです。
このたびおかげさまで、「日本人の思い」が
書籍化されることになりました。
みなさんの投票とメールでできた本です。
ありがとうございます!
これを記念して、久しぶりに「日本人の思い」を
復活させてみることにしました。

というか、「日本人の思い」の連載が終了してからも、
県民性というものが気になっていた、わたくし。
この場を借りて、ただ単に自分が聞いてみたかった
このことを、調べてみます。

それは、「九州人、どんだけ九州好きやねん!?」
ということ。
わたしの知る限り(とくに「ほぼ日」乗組員!)、
九州人は地元の話が、というか地元が好きです。

そう思いませんか?
え?
思わない?
そうですか‥‥ではそのように投票していただければ、
ありがたいです。

質問は、「あなたは地元が好きですか?」です。
だって、九州以外にも、○○府とか、○○○県とか、
地元好きの県がわかるかもしれませんからね。
(2008-02-26)


‥‥というわけで、先日行ったアンケート!
本日はついに、結果発表です!

質問

あなたは地元が好きですか?
○ わたしは地元が好きだ
○ わたしは地元が好きではない

まずはみなさんにおたずねしたのは、それぞれがご自分の地元を
どれぐらいの方が好きか、という質問でした。

つまり、「地元好き度」について「日本人の思い」が
わかるはずです。

結果はこちらです!

9割弱、つまりほとんどの方々が地元好き、とのことです。
日本人のほとんどは地元LOVEです。

でも今回は、「九州人スペシャル」です。
九州人限定と、そのほかのみなさんで
地元LOVE度を比べてみないことには、
今回の仮説(=「九州人は地元好き」)を
検証する目的を果たせませんね。

では、みなさんに記入していただいた
「地元はどこですか?」のデータと合わせ、
集計したこちらの結果をご覧ください。
(ちなみに、ここでいう“九州”は福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、
 大分県、宮崎県、鹿児島県の7県とさせていただきます。)

九州の地元好き率、高し!!!
どんだけ九州LOVEなのよ!?

みさなま、ありがとうございます。
仮説が証明されて、わたくし、満足です。
心が晴れた思いです。

でももっとくわしく見たいでしょ?
さらに、自分の地元の好き度とか、気になるでしょ?
はい、こちらをご覧ください!

やはりこうして見ても、九州が軒並み高くなっていますね。
‥‥‥‥佐賀県以外

こほん。
九州はおおむねこのように高順位だったのですが、
実は都道府県ごとの「地元好き度」第1位は、
九州ではなかったのです!

地元好きランキングは、こちら!

順位
(同率は同位)
都道府県名
第1位
京都府
第2位
沖縄県
第2位
滋賀県
第4位
福岡県
第5位
島根県
第6位
北海道
第7位
海外
第8位
長崎県
第8位
長野県
第10位
大阪府
第10位
宮崎県
第12位
鹿児島県
第13位
兵庫県
第14位
奈良県
第14位
神奈川県
第16位
熊本県
第17位
大分県
第18位
高知県
第19位
岡山県
第19位
青森県
第21位
岩手県
第22位
東京都
第23位
群馬県
第24位
石川県
第25位
広島県
第26位
徳島県
第27位
静岡県
第27位
宮城県
第29位
愛知県
第30位
佐賀県
第31位
山口県
第32位
富山県
第33位
茨城県
第34位
香川県
第35位
愛媛県
第35位
三重県
第37位
山形県
第38位
岐阜県
第39位
新潟県
第40位
福井県
第41位
千葉県
第42位
鳥取県
第43位
福島県
第44位
和歌山県
第44位
山梨県
第46位
埼玉県
第47位
秋田県
第48位
栃木県

京都が第1位、沖縄県、滋賀県が第2位でした。
確かに京都の方は、京都が好きだった気がします。

というわけで、九州で最高位の福岡県でも、第4位。
それでも平均して、九州人は地元好き、なのでした。

さて、もうひとつこういうことをお聞きしていまいた。

質問

あなたの周りの九州人について、教えてください。
○ たしかに九州人は地元が好きだ、と思う
○ とくに九州人が地元を好きだ、と思ったことはない

「ほぼ日」乗組員の間で、
「九州出身者は自分の地元の話ばかりする」ということから
はじまったこの企画。
きっと日本全国、いや世界中で九州人のお国自慢が
繰り広げられているに違いない!!
ということで、おたずねしました。

そしてこれも、「九州以外の人」と「九州人」で、
分けて集計してみました。
九州以外の人々の集計では、
みなさんが「自分の周りの九州人について」
どう思っているのかわかりますし、
九州人の集計では、どれだけ自覚があるのかがわかります。

「九州以外の人々」の集計を見ると、
意外と“九州人の地元好き”は、
全国的に知られたことではなかったのかもしれません。

それに引き換え、九州の方。自覚があります。

さて、ここまでの結果を見ても、
まだ九州的なものを未体験で、なんだか納得いかない、
というみなさん!
このあとご紹介するメールをぜひお読みください。
九州人の方々が、どうしても押さえることのできない、
「地元好き」「九州LOVE」にとりつかれている

ことがわかります。

ともあれ今回の結論として、これだけは覚えておいてください。
みなさんが思っているよりもずっと、
九州の人は、地元が好き

ああ。やっぱり。
わたくし、のどのつかえがとれたような気持ちです。
書籍化にかこつけて、なにしとんねん、と、
思われてもいい。
では、さようなら。

‥‥おっとその前に、みなさんからのメールをご紹介するのでした。
そういえばここにこそ、九州人の九州人たる姿が
現れていたのでした。
といいますのも、ほんの2、3日のこのアンケート中、
届いたメールの数、約300通
ほとんどすべて、九州LOVEの話。

非常識です。

あっ。失礼しました。
ありがとうございました。
たいへん、笑わせていただきました。

九州の思いの熱さに、あまりにもびっくりしたので、
ほぼ全部掲載することにしました。 えへっ★

でもその量と熱でページが燃えてしまいそうなため、
別のページを用意しました。
こちらをどうぞクリックして、お読みください
(九州以外の地元の話もありますよ。)
爆笑必至ですので、どうぞ、お仕事中の方はお気をつけて。
ちなみに、メールを拝見してわたくしのこころに
深くきざまれたことは、

「九州の人は、九州というよりも県、
 県よりも区、または江戸時代の藩単位で
 地元を考えているため、
 九州とひとくくりにされるのは、いや
 でも甲子園で自分の地元が負けると、
 次に応援するのは、九州のほかの代表校。」

‥‥です。勉強になりました。ありがとうございました。

ではみなさん、「九州人の思い」へご参加いただき、
また結果をご覧いただいて、ありがとうございました!
さいとうりか(鹿児島県生まれ・中国地方育ち) でした。



【連載中に掲載したメールは、こちらです。】

2008-02-28 メール紹介

2008-02-27 メール紹介

2008-03-03-MON