小さい ことばを 歌う場所



こんにちは。
ほぼ日刊イトイ新聞の永田です。

これから数回にわたり、
糸井重里の本、
『小さいことばを歌う場所』について
お伝えしていきます。

この本がどういう本なのか。
どういう経緯でつくられることになったのか。
なぜ、本屋さんに並ばず、
ほぼ日ストアのみでの
受注販売というスタイルになったのか。
書いていこうと思います。



そもそものはじまりは、
去年の6月にさかのぼります。

そのころぼくは、
「ほぼ日手帳」のデイリーページ下段に掲載する
さまざまなことばを選ぶ作業をしていました。
ほぼ日刊イトイ新聞に掲載された
膨大なテキストの中から
心に残ることばを抜粋し、編集し、
手帳に掲載する順番を決めていく作業です。

なにしろコンテンツが多いですから、
各コンテンツからことばを抜粋する作業は、
何人かのスタッフで手分けして行いました。

ぼくもいくつかのコンテンツを担当したのですが、
とりわけ、大仕事だったのは、
1年分の「今日のダーリン」と「ダーリンコラム」から
糸井重里のことばを抜き出すことでした。

丸三日をかけて、
ぼくは糸井重里がつづった
1年分のことばをすべて読み直しました。
そして、プリントアウトされた紙に、
アンダーラインをひいて、抜き出していく。

この作業が、どれほど難しいものであるか、
あるいは、どれほど楽しいものであるか、
おわかりいただけますでしょうか?

結果、ぼくは、予定の分量を
遙かにオーバーすることばを抜き出していました。
日々つづられ、すでに一度読んだはずであることばの中に
こんなにも発見があるとは思いませんでした。

ぼくは、抜き出したことばを記した紙の束を抱え、
翌日、糸井重里に申し出たのでした。

「糸井さん、これを本にしちゃいけませんか?」と。

(つづく)


2007-02-13-TUE