これまでの微生物くん情報

2007.03.05 Mon

3月1日の「微生物くん」に
「微生物はとても美しいのです。
 微生物に興味がある方なら、
 『微生物の世界』という
 微生物の写真集も、
 おもしろく感じるかもしれません」
という文章が載りました。

実は、私、その
『微生物の世界』
という本を作った人間です。
「肉眼では
 決して見ることのできない
 顕微鏡下の美しく愛らしい生物」
「生命の星地球を
 作りあげてきた微生物」
の姿を一冊の写真集にしよう、
と考えたのでした。

編集に当たっては、
微生物全体を網羅した
オールカラーの写真集、
国際的に通用し、
科学的検証に耐え、しかも、
芸術性豊かな写真集を作ろう、
という壮大な計画を立てました。
そして、5年の歳月、
240人の専門家から収集した
微生物の写真1,005枚を掲載した
写真集を、
昨年8月に刊行したのです。
この本は、
微生物に魅せられた私から
世界中のナチュラリストへの
メッセージです。

(読者の "宮道慎二" さんからの微生物情報)




2007.03.04 Sun

アカカビ(学名フザリウム)という
穀類などにくっついて
毒素を作るヤツがいて、食べた家畜に
重篤な不具合を起こさせたりもします。
ところが自然とはよくしたもので、
ロゼア(学名クロノスタチス)
というカビは、
アカカビが作る毒素を
無害化させる酵素を持っています。

この酵素を作り出す遺伝子を
組みこまれて作られたとうもろこしは、
アカカビを感染させても
ゼアラレノンが
まったく検出されなくなったそうです。
まだ基礎的な発見の段階ですが、
微生物くんの起こす障害を
微生物くんの力で防ぐというのは、
微生物にかかわる者として、
うれしいニュースです。

(読者の"紙一重"さんからの微生物情報)




2007.03.03 Sat

私は大学で
微生物くんの研究を
すこしばかりしていました。
研究しているうちに、
ちいさな微生物くんたちと
うまくやっていければ、
海や川や土を、
生きやすくできるのではないか、
彼らは、まだまだ、
私たちの知らない可能性で
満ちている、
と思うようになりました。

今は、微生物くんを
メインにした仕事はしていませんが、
大好きな日本酒や、ビールやパン、
そして苦手な納豆のニオイをかぐと
ちいさな彼らのことを思うのです。

(読者の"匿名希望"さんからの微生物情報)




2007.03.02 Fri

微生物くんたちは
地球にいっしょに住む
同僚という感じですね。
(いい同僚も
 悪い同僚もいる点でも
 似てますね)
ちょっとさびしく感じるときでも、
何億もの微生物くんという仲間が
私にくっついているから
かなしくないわ、と思えそうです。

(読者の"匿名希望"さんからの微生物情報)




2007.03.01 Thu

私は
微生物の分類に関する
研究しています。

微生物は、
大きな役割をしているだけでなく、
実はとても美しいのです。
微生物に興味がある方なら、
『微生物の世界』という
微生物の写真集も、
おもしろく感じるかもしれません。

なんとなく、
京都・曼殊院にある
菌塚を思い出しました。
微生物の供養をするために
建てられたそうです。
日々の私たちの生活や、
今日の生命科学の発展には
微生物が大きく
貢献(犠牲、ともいえる)
していますが、そのことに
敬意を払っている人が
どれだけいるだろう?
そんなことも考えました。。

(読者の"匿名希望"さんからの微生物情報)

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