BASEBALL
スポーツ新聞を
読みつくすんだ!

第7回
ちょっとコネタ集です

今回は、軽い話をいくつか思いつくままに。
いわばコネタ集ですね。

まず、ナントカ丸と呼ばれる選手は人気者
という話の後日談です。
ある日、高橋由伸選手について、
あるニックネームがひらめいたのです。
それは「はに丸」であります。

その昔、みうらじゅん氏から
このテレビ番組を教えてもらって、
何度か見たことがあった。
由伸選手の顔って、なんかはにわっぽいでしょう。
まわりの人に、はに丸ってのはどうだろうと聞いてみたら、
わりと評判がよかった。
なんとなく悪意のようなものを感じる
という人もいたけどね。

以来、ウルフと名づけた監督にはわるいんですけど、
ひそかに、はに丸と呼んでいる。
こっちのほうが小さなファンにウケそうだし。
でもその小さなファンたちは、
はに丸のオリジナルを知らないかな。
ま、いいや。

その高橋が巨人の66代四番打者となって
66代横綱とならんだ、という話をしてたら、
武蔵丸が67代の横綱になって、またひとつリードした。
リードしたっていっても、
おたがい競争してるつもりはないでしょうけど。
ナントカ丸のしこ名の横綱ははじめてで、
彼はこれまで以上に人気者になるでしょう。

かたや巨人の67代目を予想してみると、
松井も、石井も、広沢も
すでに66人のなかに名を連ねているので権利はない。
可能性があるのはドミンゴ・マルティネスかもしれない。
守れないといわれてるけど、
三塁を守った経験があるらしいからとか
原辰徳コーチが言ってるらしいし、
今のジャイアンツは、柳沢捕手もトレードだし、
村田善則捕手はレフト守るし、なんでもありだもん。

彼も西武ライオンズでは
マルちゃんと呼ばれて人気者だった。
武蔵丸もマル関と呼ばれているようだ。
マルちゃんは67代目。

横綱と巨人の四番が
66代でならんだ年の日本ダービーが第66回で、
しかも6月6日にあった。
その日は鼠穴でポカスカジャンの
すばらしいライブもあったんですけどね。
しかもというか、ダービーの一着の本賞金は
1億3200万円だそうで66の倍数なんですよ。
数字好きの僕としちゃすっげー気になるじゃないすか。
枠連の66あたりがさ。
でも、僕は馬券は買わないと決めている。
結果はご存知のとおりでした。
買わないでよかった。ライブ、行ってよかった。

ヤクルトの今年の外国人野手は、
ペタジーニとスミスである。
ふたりの名前がスコアボードに並ぶと、
ぺとニとスの3文字がちょっと気になった。

いまやキング・ペレをもじってキング・ぺタと
一部で呼ばれはじめているペタジーニの奥さんが
ずいぶん年上というのは
すっかり有名になっちゃったみたいけど、
その奥さんはオルガさんという。
これがもしスミスの奥さんだったらタイヘンだった。
オルガスミスだもん。
下品なネタで、どーもスイマセン。
往年のメイ作「青梅国際マラソン」ってのにゃ
かなわないですね。

ベイスターズの
ロバート・ローズの引退の意思はかたそうだ。
正式に発表された6月8日のヤクルト戦でも
貴重な決勝打を打っている。
タイトル争いにもからんでくるにちがいない。
タイトルを獲って引退。いいなぁ。
その日の試合後のコメント。
いいところで打てた、だから野球はやめられないだって。
いいなぁ。

6月10日、川崎憲次郎投手が一軍登録を抹消されて、
岡林洋一投手が登録された。
突然の川崎の戦線離脱による緊急措置で、
満を持しての一軍とは少しちがうかもしれない。
ファームでの成績も
完全復活というものではなかったと思う。
どんなピッチングを見せてくれるのか。
復活の道はなお遠いのか。
彼がもっとも輝いていたのは、
92年の西武ライオンズとの日本シリーズだった。
そのころ思いついた小話を最後に。

岡林の勝負球ってなんだっけ。
え? 何だろう。
岡林といえば、フォークの神様。
僕と同世代くらいの人はなるほどねと、
わかってくれたんだけど、
若い人にはまったく通じなかった。
岡林信康、知らないもんな。

1999-06-18-FRI

BACK
戻る