お金をちゃんと考えることから
逃げまわっていたぼくらへ。

第4回 お金のことを、考えてみたくなりました。

いえい!
見本版のつづきでございます。
とても「ほぼ日」っぽい本だということが
だんだん、わかってきましたでしょーか?
何せ、ほぼ日必殺の太字攻めがあるもんね。

今日は、さっそく立ち読みをしてみてくださいませ。

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【お金のことを、考えてみたくなりました。】

糸井 でも、そんなぼくが、何で
お金について考えたいのかというと、
まあそれは自分の暮らしの中で
考えたいきっかけがあったこともありますが、
大きなひと押しとしては、
お金にしがみついていないのに
お金を語ることができる
という
邱さんの姿勢を拝見したからなんです。

お金に対して
「ないかのようにふるまう」のでもなくて、
そこではきちんとフェアになって
「あるならある」
「あるものについて考えるというのは
 当たり前だ」という流れで
邱さんは自然に考えていらっしゃいました。

……あ。今わかったんですけど、
さっき言っていた
「ぼくがお金について考えたくない理由」
というのは、たぶん、
好きすぎるからなんじゃないかなあ?
ぼくは実は欲張りで、
お金を欲しくてたまらないから、
そのワナにはまってしまうのが
怖くなったんだろうなあ、
と自分をふりかえれます。

バクチとかも、ぼくにとっては
「お金」に近いものがあるなあ。
直感的に言えば、たぶんぼくは
バクチを好きな気がするのですが、
「それをしたら、こうなるぞ」ということを、
親の代の反省も含めて
こんこんと説かれていましたから、できない。

  お金に対して感じる印象は、
そういうようなことにも似ていて、
欲が深すぎるから考えたくなくなる、
というようなことが
あるんじゃないかと思います。
まあ、それほどでもないですよ。
それはちょうど、
恋愛をする人が
失恋を怖がるようなもん
でね。
糸井 おお! 
その言葉は本文で太字ですね。
そのたとえ、いいなあ。
恋愛はしたくてしょうがないけれども、
失恋はしたくないというような気分は、
お金に対して、
最初なら誰もが持っているような
感じかたなのでしょうか?
はい。そう思います。
お金を子どもに使わせてみても、
本当に、お金がどういうものかについては、
わかっていないですからね。
糸井 わからないよなあ。
子どもって、自分で使ったことがないんだから。
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立ち読みの感想メールが、たくさん届いています。
みなさん、どーもありがとうございます。
その一部を、順不同&匿名で、抜き書き紹介しますね。


・ほぼ日のみなさん、こんにちは。
 『お金をちゃんと考えることから
         逃げまわっていたぼくらへ』
 こんなに人を惹きつけるタイトルがあるでしょうか?
 タイトルに惹かれて予約することにしました。
 お金について考えるのが怖いところがあったので、
 これを機会になんとか・・・

・「まえがき」の試供品、痛みとともに読みました。
 痛くて、くやしいんだけれど、そのとおりだなあ、
 「まえがき」をちらっと立ち読みしただけですが、
 もう、これだけで、きっと面白いと予感しました!

・立ち読み用を読んで、
 「これは楽しんで読める!」と思いましたので、
 予約注文させて頂きます。
 内容に自信がじゃなきゃ、立ち読みなんて、
 ネットじゃなかなか出来ないと思います。さすが!


(※そんなところで、次回につづきます。)

2001-02-03-SAT

TANUKI
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