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私たちがお店をつくるなら。その1

ノリスケ 今、ジョージさんとつねさんは
同じ方向を見て2人で写真を、
撮り合いっこしてらっしゃいます。
つねさん それ、気持ち悪いわー。
ジョージ 林家ペー&パー子ってことぉ?
つねさん (パー子さんのまねで)
キャハハハハ!
ノリスケ すっごい、似てなーい(笑)!!
つねさん だって、あんな声
出せないじゃん、ここで。
ジョージ 出さなくていい!
ノリスケ そうね、ここ、ホテルの
ラウンジですものね。
今日は‥‥私たちも
歳をとったんでしょうか。
朝早く集まることが増えてきました(笑)。
3人で集まって
ホテルで朝ごはんをいただきました。
ジョージ 朝、眼が覚めるんだもの。
つねさん この人すごいよ?
最近、5時とか、6時とか起きるよね?
ノリスケ 5時(笑)?!
ジョージ うん、起きる。
ノリスケ つねさんは?
つねさん 僕は7時か8時くらい。
ノリスケ あ、早いじゃない、ちゃんと。
つねさん いや、週末だけ。
ノリスケ え?
つねさん 週末限定。
ノリスケ それ‥‥え、逆じゃないの(笑)?
ジョージ それでね、もう一回寝るの。
つねさん そう。平日だと、昼まで寝てるの。
ノリスケ あんたって‥‥
つねさん 昨日寝すぎたなと思って起きたら、
12時半だったし。
ランチに間に合わないと思って、
思わず起きちゃって。
ノリスケ ランチに間に合わないって、どういうこと?
仕事しなさいよ!
ジョージ でも、ホテルの朝ご飯ていいでしょ?
色んな人がいて。
つねさん 面白いね、ほんとに。
ノリスケ 今日は、高層ビルの立ち並ぶ辺りの‥‥。
ジョージ ハリウッドセレブが、東京に来る時には、
あそこに私を泊めなきゃ承知しないわよ!
っていうホテルなの。
つねさん 某映画の舞台になった所ね。
ジョージ それ! “失われた翻訳”
ノリスケ 文芸映画みたい。プルーストみたい(笑)。
ジョージ プルースト! ほんとにそんな感じ。
ノリスケ 前は、ちょっと、
森の中のような都会の
ホテルで収録したことが
あるんですけど‥‥。
つねさん 今度はビルの間ね。
ノリスケ メニュー、前のときと同じものを
いただいてみたんですが、
全然味が違うんで、びっくりしました!
ジョージ アメリカ人万歳! だから。
ノリスケ ここはね。
ジョージ ここはね。
ノリスケ みんな割と同じものを食べるんですが、
ホテルによってちゃんと味が違うんで。
同じものなのに味が違うの。
つまり、味噌汁の味が違うように、
味が違いました。
ジョージ あらいいこと言うわね。
ノリスケ そんな感じの週末でございます‥‥。
つねさん レポーターみたいだね。
ジョージ そんな感じの彦麻呂よ。
つねさん 彦麻呂かーい!
ノリスケ 声でっかくて、
どんどん太ってる人(笑)?
ジョージ 眼を剥いてしかコメントできない人。
つねさん すごい太ったよねー!
ノリスケ でもかえって売れてんだよね。
ジョージ でも、あの太り方、
おばちゃんの太り方じゃない?
つねさん あーそんな感じする。顔むくんでんだもん。
‥‥ま、それは置いといて。
ノリスケ 本が出ましたの!
ジョージ 「出ましたの」(笑)。
つねさん おめでとうございます! ぱちぱちぱち。
ノリスケ 角川書店の担当の女性編集者が、
そういう喋り方するんですのよ。
ジョージ だって、夜中に電話がかかってきて、
誰だろうと思ったら、
「あ〜ら、ジョージ様、
 本当に素晴らしいできあがり!
 あらあら、新刊本のことですわよ。
 オホホホ! それじゃあ!」
ノリスケ 黒柳徹子みたい(笑)。
ジョージ え? それは何何何何何何何が
言いたかったの?
本が出た、それも分かった。
素敵な本、それも分かった。‥‥それで?!
ノリスケ (笑)送りましたって言いたいんですよね。
ジョージ そう(笑)。たぶん。
ノリスケ 肝心なこと言わないんだよね。
ジョージ 好き(笑)!
ホテルの人 失礼いたします。
ダージリンなんですけれども、
通常のものよりも葉が大きいので、
あと3分程蒸してから
お召し上がりくださいませ。
ジョージ はい。りょうかーい。でーす。
ノリスケ そんなエレガントな女性編集者と
「ほぼ日」さんと私たちで
組んで作った本が、出ました。
つねさん やったー。
ノリスケ みなさま、よろしくお願いします。
ホテルの人 紅茶の差し湯でございます。
味の調節にご利用くださいませ。
ジョージ は〜い。
本、もうごらんになられました?
ノリスケ ああ、もちろん。
つねさん もちろん。
ジョージ ご感想は?
つねさん 俺、いっぱい喋ってる‥‥違うって(笑)?
ノリスケ 担当の方が、苦労なさったわ(笑)。
つねさん あははははは!
ノリスケ あまりに、口数が少ないので。
つねさん だって、俺おとなしい人だし。
ジョージ いい本だよね。我ながらに。
つねさん いい本よ。ほんとに。
ジョージ あのう、どいうのかなあ。んーっと、
自分が喋ったことが、なんか‥‥。
つねさん ためになるとか言いたいんでしょ。
ジョージ そういうんじゃなくって。
つねさん じゃなくって?
ジョージ 自分が喋ったことがね、こんな、
チャーミングでプリティで‥‥。
つねさん ケッ!
ノリスケ (笑)つねさんがなんか言ってるよ?
ジョージ (無視して)ちょっと
おしゃまさんみたいな感じの本になると、
なんか、上等な扱いを受けたような。
ね、私たちみたいな社会の日陰者に、
みたいな感じ?
ノリスケ イラストもね、素晴らしいの。
ジョージ 素晴らしかったー。
つねさん 僕的にはもう祖父江さんの装丁が。
ノリスケ 祖父江慎さんが装丁で、
カズモトトモミさんという、
この方はコム デ ギャルソンの
DMにも起用されている
新進気鋭のイラストレーターさんで。
ジョージ 僕、あれの表紙に出てる3人娘の
着せ替え人形があったら
買いたーい、みたいな感じ。
つねさん あ、俺も欲しいー!
ノリスケ (笑)「俺」という主語と
「着せ替え人形」という目的語が
合わないったらないわね。
つねさん 作ろ?
ノリスケ そこまでやってくんないわよ。
自分でつくんなさいよ。
ジョージ でもいーなー、その着せ替え人形。
ノリスケ みんなね、黒いドレスを着て(笑)。
ジョージ でも(笑)、そのドレスを脱いだら、
下はケツワレよ、みたいな感じ?
ノリスケ あのー、読者の方に
わからないことは‥‥(笑)
ジョージ あーん。ごめんなたーい!
ノリスケ 特殊な下着をお召しになって。
ジョージ じゃ、おふんどしでも。
つねさん ガーターじゃないのね(笑)。
ジョージ フガッ。
ノリスケ (笑)、変な音がした。
つねさん 鼻が鳴りました(笑)。
   
ええと、そういうわけで単行本は好評発売中です!
次回は「じゃあ書店でどういう扱い?」みたいな
お話しでーす。火曜日更新予定。つづきます!



2005-10-14-FRI

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