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物欲が止まらない! その19

ジョージ うちの親、最近、夫婦二人でね、
ブログ始めたの。
ノリスケ アッハハハハ〜!
ジョージ でね、ダディはダディで仕事やってるから、
仕事系のいろんな事やってるの。
んで、ボク、お母さんにね、
「お母さんもブログやると、
 夫婦揃ってブログやってるのって、
 仲むつまじくていいと思うよ」って‥‥
つねさん 言って。
ジョージ オヤジはオヤジで、
「おっ! それは、なかなか
 イメージアップや!!」みたいな感じで、
「やんなさい」みたいな。
で、自宅にパソコンがないから、
お母さん、手書きで原稿、書きました。
で、「こういうのにしようと思うんだけど、
あなた、どう?」って見せたら、
お父さん、震え上がって、
頭を下げて内容を変えてもらったのね。
ノリスケ 何を書いたの?(笑)
ジョージ オリジナル原稿がね、
「私はこんな腐れオヤジと
 結婚したもんだから、
 今まで離婚しようと思った回数は、
 両手両足の指の本数を合わせても
 足りないぐらいです」っていうのが
プロフィールだったの。
ふたり アッハハハハハ!
ジョージ でも、絶対、それって、
人気サイトになると思わない?
これはね、ライオンがね〜ぇ、
野に放されるよーなものよ。
ノリスケ あー‥‥
ジョージ ‥‥つうかねー、男はもっとねぇー。
‥‥ダメ! 頑張んないと。
ノリスケ なに、その結論?!
つねさん よくわかんない。唐突すぎ‥‥
ジョージ 他人任せだもん。男の人ってさー、
偉くなればなるほど、他人任せじゃない。
会社では自分のスケジュールも、
自分の名刺の管理も、みんな他人任せだし。
家に帰ったら、他人任せだし。
つねさん そうか。靴下脱がせてもらって。
ジョージ そー。さすがにウチの親はそれはないね、
ものすごい大きな問題起こしたときに、
‥‥ま、爆弾が放り込まれたとき‥‥
“これが、あんたの亭主の女だ”
みたいな写真まで送りつけられたときに、
家族会議をやって。
で、「もう、これから、あなたは
あなた一人で生きていけるように
訓練をしなさい」というので、
パンツ、靴下、下着の類も
自己管理をしてますしね。
つねさん ほー!
ジョージ いいんじゃないかと思いますけどッ。
‥‥でも、やっぱり、自分のことは
自分でする癖をつけないとね〜。
つねさん 男の人はなー。
ノリスケ 男の人はねー。
ジョージ 女性の“はてなマーク”って、
“エクスクラメーションマーク”
10個分ぐらいだよね。
ノリスケ そうですね。イコールですね。
ジョージ 「なにが楽しいことあるのかしら?」
っていうのは、
「あんた、楽しいことが
 あるんでしょう!!!!!!!!!!」
みたいな。で、男の疑問符ってさ、
みんな、ほーんとに
うろたえてるんだものね。
つねさん 「わからない、どうしよう?」
「どうすりゃいいんだろう?」
ジョージ そー。「お前、何か楽しいことあるのか?」
‥‥ものすごい大きな疑念。
「あなた、なにか楽しいことあるのね」
‥‥確信。
あー、ねぇ〜。えーっと、生物学的に見て、
人間というもののオスの平均余命って、
52歳かなんか?
つねさん そうなの?
ジョージ 戦争とか疫病とかというようなものが
全くなく、人間が生物学上、
オスは52歳でだいたい死ぬように
できているんだって。
現代医学が発達しているから
70幾つまで生きているけど、
本来は52歳ぐらいで死ぬの。
ノリスケ ふーん。
ジョージ で、女性の平均余命は何歳かというと、
67歳ぐらいなんですって。
つねさん すごい、違うんだ。10幾つ違うの。
ジョージ 理由はね、女性の閉経の平均が
47歳なんだって。
で、47歳で閉経してしまうと、
そこから先、子供を作ることが
できなくなるので、男は必要ないの。
ノリスケ うん。
ジョージ で、47歳の女性の亭主はだいたい
52歳だから、そこから先、
生きてても仕方ないから殺しちゃうんだって。
で、女がなんで67歳まで生きるかというと、
47歳で最後に産んだ子供が
成人するまで育てる義務があるから、
67歳まで命をもらってるんですって。
つねさん へ〜。
ジョージ てことは、やっぱり、男って
子供を作る道具でしかないのよね。
ノリスケ うん。生物学的にはそういう動物だよね。
ジョージ ね。育てる義務すら持ってない、
ということだよね。
つねさん ハハハハ
ノリスケ 動物は乱婚、多いからね。
昆虫とかもそうだし。
つねさん 悲しいね。
ジョージ は〜、なんて、悲しー。
47歳っていったら、
‥‥僕、そろそろ、
終わっちゃうんですけど。
あ、違う。まだ、あ〜‥‥
ノリスケ え?
つねさん 52歳には、まだ、8年あるでしょ。
ジョージ ありゃ?! 僕、いま、47歳で考えてた!
「ゲッ! あと2年だ」って。
「あっ、ゲッ! 違う。閉経じゃない」
みたいな。あちゃー。
ノリスケ どういう終わり方? これ。(笑)
ま、いいや。女性なみの寿命よあなたは。
ありがとうございましたっ。
つねさん チャンチャン。


ありがとうございました!
また次回の掲載をお楽しみに〜。(シェフ)




イ ラ ス ト の ご 紹 介

このページのイラストを担当してくださったのは
「いぬんこ」さんという
大阪在住のイラストレータさんです。
3人の会話に聞き耳を立てる大阪の女として
毎回登場しますので、どうぞお楽しみに!
いぬんこさん、自己紹介おねがいしまーす。

「ハヂメマシテ。いぬんこです。
 大阪で地道に絵のお仕事をさせていただいております。
 和風で可笑しくてせつないものが好きです。
 絵の他に、音楽や雑貨、本、判子、簡単動画‥‥、
 作り病とゆう病があるならきっとそれです。
 ヨロシクお願い致します」

いぬんこさんと、相方であるチャンキー松本さんの
共同のホームページはこちらです。

青空亭
http://www.aozoratei.com/

2005-09-19-MON

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