もっと、言おうかな、
「Only is not Lonely」。(11月28日)


・「Only is not Lonely」
 「ほぼ日」の基礎にあることばは、これです。
 英語としては、まつがってるようですが、
 変えるのもむつかしくて、そのままにしています。
 日本語にしたら、
 「たったひとりということは、孤独だってことじゃない」
 というようなこと、のつもりです。

・徒党を組んだり、群れを成したりするのが
 苦手な人がいます。
 実は、そういう人は、いっぱいいます。
 ぼく自身も、そういう人のひとりだと思います。
 でも、「ひとり」たちが、たがいを知り合って、
 力を合わせて、なにかを建設することもできます。
 「ひとり」が、別の「ひとり」を理解して、
 慰めたり勇気づけたりすることもできます。
 「ひとり」と「ひとり」は、つながれるんですよね。

・そして、「ひとり」の部分を失っていて、
 群れとしてしか生きてない人は、
 「おおぜい」というモンスター人格になっちゃいます。
 ぼくは、若いころから、よく
 「ひとりでいる顔が想像できない人は、嫌いだ」と、
 生意気にも公言しておりました。
 これは、実はいまでも思っていることです。
 たいていの、いい男やいい女は、
 ひとりでいるときの顔をしっかり持っています。
 
・インターネットが発達したことで、
 近くにいる人々の他に、遠くにいる「ひとり」と、
 つながりが持ちやすくなりました。
 そのことで、ますます、
 「Only」な「ひとり」は、「Lonely」でない
 ‥‥ということがわかりやすくなりました。
 
・あの大きな震災があってから、ますます、
 「ひとり」ずつが、じぶんの足で立っていることと、
 「ひとり」ずつが「つながりあう」ことが、
 大事になったように思います。
 もっと、言おうかな、「Only is not Lonely」。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。

「今日のダーリン」より