ノーマークだった『モリのアサガオ』、
そしてNHKで不倫モノが?!

モリのアサガオ 新人刑務官と或る死刑囚「絆」の物語
テレビ東京系●毎週月曜日午後10時
森下 私、『モリのアサガオ』は
ちょっと注目してるですよ。
テレ東なんですけど。
あやや 私、ノーマークですね。
どんなドラマなんですか?
森下 死刑囚の話なんですよ。
新人刑務官と死刑囚の触れあいの話。
たぶん、ちょっと暗いんですけどね。
原作のマンガがあって。
あやや 原作は郷田マモラさん。
ふーん、興味あります。
森下 しかも、私、最後まで読んでないんで、
どういう展開になるか、わからないんです。
あやや うわー。
ヤバい、これ、おもしろそう。
森下 でもね、ちょっと重いと思いますよ。
あやや いや、でも、観ます。
荒井 テレ東のこんなところに
ドラマ枠なんてありましたっけ?
これ、新しい枠じゃないですか?
あやや そうかも。
森下 脚本の羽原大介さんって、
『フラガール』とか
『パッチギ!』を書いた方で
わりとヒューマンな
いい作品を手がけられてるんです。
あやや よさそう、よさそう。
わー、なんか、うれしいな。
自分の気づかなかったドラマを
こうやって教えてもらえると
すごくうれしいですよね。
「ほぼ日」でもそういうコンテンツを
やればいいんじゃないですか?
── これがそれだっつーの。
あやや ともかく、『モリのアサガオ』、
観ます、絶対。
森下 暗いかもよ?
あやや いいんです、暗くても。
私、ドラマ観て暗くなるなら
思いっきり暗くなりたい
っていうタイプですから。
森下 あー、まぁ、わかるけど。
荒井 これは、電車男が主役ですか。
あやや そうです、チビノリダーです。
── お約束のように
ふたつの役名を並べるのはおよしなさい。
あやや いえ、伊藤淳史さんの実力を
認めればこその愛あるからかいですよ。
私、けっこう好きなんです。伊藤淳史さん。
荒井 木南晴夏さんってよく出ますねぇ、最近。
あやや 出ますねぇ、最近。
森下 『セクシーボイスアンドロボ』に
出てましたねぇ。
あやや そうでしたっけ。
荒井 『銭ゲバ』にも出てましたよね。
森下 そうそうそう。
あやや あ、谷村美月さんも出るんだ。
これ、ほんと、期待できますね。
『モテキ』もめちゃくちゃおもしろかったし、
テレビ東京、がんばってますよね。
森下 『モテキ』、おもしろかったらしいですね。
わたしさぁ、『モテキ』を何回録画予約しても、
『大魔神カノン』が入るんだけど、なぜ?
一同 (笑)
森下 毎週毎週、『モテキ』を予約してるはずなのに、
『大魔神カノン』が録画されてるのよ。
あやや わかります。
テレビ東京の番組表なのかなんなのか、
なんかおかしいんですよね。
荒井 モテキがスポーツから続けての
くくりになってるんですよ。
あやや そう、そうなんですよ。
だから、必ずスポーツが頭に入ってる。。
荒井 『バラエティ7』という枠の中の
ひとつが『モテキ』なんです。
だから、わかりにくいんですよ、あれ。
森下 そう。だから、今度DVDが出たら観ようかと。
あやや 『モテキ』、めっちゃくちゃおもしろいですよ。
荒井 今期ではナンバーワンかもしれない。
森下 うー、残念、『大魔神カノン』‥‥。
セカンド バージン
NHK総合●毎週火曜日午後10時
あやや NHKで行きます。『セカンド バージン』。
これはね、ちょっと注目ですよ。
こうして情報を観ると、全体に地味な感じで
なんでもないドラマみたいに装ってますが、
NHKがまさかの不倫ドラマですよ。
荒井 あ、そうなんですか。
あやや 不倫ですよ。ふりんふりんですよ。
── ‥‥「Francfranc」とかけてる?
あやや ともかく不倫ものなんですよ。
しかも、年下の実業家と恋におちる
40代の出版プロデューサー、
鈴木京香さん。きゃー!
森下 脚本は大石静さんですね。
あやや 『ギネ』以来ですかね。
荒井 しかし、『セカンド バージン』って
すごいタイトルですね。
NHKらしからぬというべきか、
そのへんがNHKというべきか。
森下 そのまんまですよねぇ。
荒井 臆面もなくってやつですね。
でも、意外と当たるんだよな、こういうの。
森下 うーん、しかし、鈴木京香さんで
『セカンド バージン』って言われても、
そんなに長く独り身でいるっていう
感じがしないですね。
あやや すいません、『セカンド バージン』って
どういう意味なんですか。
森下 だから‥‥蜘蛛の巣張ってるってことでしょう。
あやや きゃーーー。
そうか、そうか、そういうことか。
いや、でも、きゃーーー。
── うるさい、あやちゃん、うるさい。
あやや ええと、資料によれば、
20年前に離婚を経験し、
恋愛を封印して仕事に打ち込んでいたと。
森下 そういえば、このあいだの
『夏の恋は虹色に輝く』でも、
ヒロインは恋を封印してませんでした?
母親として生きてきた、みたいな。
あやや ああー。むー。
なんていうんでしょう、
ドラマの前提となる設定に
いろいろ言うつもりはないんですけど、
その、なんていうか‥‥ムリじゃない?
鈴木京香さんが20年、恋をしないのは。
荒井 そうですねぇ。
あやや しかも、出版プロデューサーですよ?
つまり、マスコミのやり手なわけでしょ?
森下 いかにも恋多き、というようなポジション。
あやや だから、ありえない気がするんですよ、
恋を封印して出版プロデュースに打ち込む
鈴木京香さんというのは。
荒井 たまたま、出会いに恵まれなかった、
みたいなことはあるんじゃないですか?
あやや ‥‥‥‥鈴木京香さんですよ?
荒井 いや、でも、なくはないでしょう、
仕事ばっかりしていて、恋と出会えず‥‥。
あやや ‥‥‥‥鈴木京香さんですよ?
荒井 いや、まぁ、でも‥‥。
あやや いいですか、荒井先生。
仮に私が鈴木京香さんだとしてごらんなさい。
もしも私が、鈴木京香さんだとした場合、
‥‥‥‥それは、ムリでしょう?
── あやちゃんが鈴木京香なのは
ムリだと思うけど‥‥。
あやや そういうことを言ってるんじゃないんですよ!
森下 まぁ、まぁ、とりあえず、
設定は設定として、
そういうことだということにしましょう。
あやや うん。
森下 私が気になるのは、その先ですよ。
この設定で行くとしたら、
なにしろ、20年振りに恋におちるわけですから、
その先に、たいへん生々しい場面が
出てこないとウソだと思うんですけど、
そのあたりは、NHKでどう扱うんだろう?
あやや そう、そこ! 描くべきですよ、NHK!
森下 だって20年振りですからね!
あやや 20年振りですから!
── いやはや、テンション高いですな。
荒井 はっはっはっ、高いですな。
あやや うーん、でも、正直、
ムリじゃないでしょうか、そのあたりは。
荒井 うん、限界がありますよね。
あやや NHKが送る大人の恋愛。
‥‥って言っても、NHKですから。
森下 でもね、思うんだけどね、
『チェイス』とかって、
けっこう濃厚な場面がありませんでした?
なんか、ラブシーン、
NHKがいちばん濃いんじゃない?
みたいな。
あやや あー、あった、あった! そっか。
荒井 うん、最近、変わりましたよ。
あやや そっか。じゃあ、がんばれるかな?
森下 だから、なんていうんでしょう、
たんに、濃厚なラブシーンを
期待しているわけじゃなくて、
40代の女性が久しぶりに
恋愛するにあたっての生々しさが
NHKで描かれるとしたら、
それは観てみたいですよね。
あやや うん、うん、そうですね。
森下 だって、設定では45歳の鈴木京香さんが、
おそらく、20代とか30代の人たちと
恋愛において渡り合っていくわけでしょう?
あやや そうですね。
森下 そういうときに、
どういうふうに動くのか。
ひとりの女性として積極的にいくのか、
あるいは大人として振る舞うのか。
そのあたりのリアルな恋が観たいなぁと。
あやや そうですね。
で、そうするとね、
相手役って重要だと思うんですよ。
つまり、鈴木京香さんが20年振りに
誰と恋におちるかっていうのが。
森下 そうですね。
荒井 相手役は、ええと、長谷川博己さん。
あやや 舞台出身の方みたいです。
荒井 ああ、そうですか。
すいません、知りませんでした。
あやや そう、私も知らなくて。
十分に実力のある方だからこそ
ここに抜擢されていると思うので、
そういう意味ではたのしみです。
大石静さんが次世代のスターとして
期待されているらしいですし。
森下 へーー。楽しみですね。
あやや でも、ミーハー的な視点でいえば、
出演者の中に、綾野剛さんがいるんですけど、
鈴木京香さんと綾野剛さんっていう
組み合わせの不倫も観たかったなぁと。
荒井 すいません、その方も知りません。
森下 私も知らない。
あやや ほら、『GOLD』に出てた、
武井咲ちゃんを誘惑するカメラマンですよ。
森下 ああー!
荒井 あの人か。
森下 いやらしい。
荒井 いやらしい、いやらしい(笑)。
あやや いやらしいんですよ(笑)。
あのいやらしさは、いいでしょ。
森下 いい、いい(笑)。
あやや NHKじゃなくて民放だったら、
綾野剛さんを相手役にしたのかもしれない。
森下 そうかも。
── さて、長くしゃべってきましたけど、
いよいよ、残りわずかですね。
あやや あと1本、しゃべってまとめましょうか。
森下 はーい。
荒井 ああ、あれが残ってますね。


(つづきます)

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2010-10-28-THU