日本アンソロジー
について

  • 時間

    123
  • 音質

    主催者から提供を受けたもので
    クリアに収録されているが、
    質疑応答が10分程度のところで
    切れてしまっている。
    なお、2007年1月に
    『思想のアンソロジー』が
    筑摩書房から刊行された。

  • 講演日時:1998年9月25日
    主催:文京区立鷗外記念本郷図書館
    場所:文京区立鷗外記念本郷図書館
    収載書誌:未発表




僕は、歳を食って、
締め切りに追われる仕事から免除されて、
なおかつ経済的ゆとりがあったら、
のんびりしたかたちでやろうと思ったことがありました。
ひとつは、日本の詩歌の
古代から現代までのアンソロジーを
自分の好き勝手な選び方をしてつくりたい。
もうひとつは、古代から現在までの
思想のアンソロジーをつくって、
のんびりと必要な個所を掲げて、
古い時代ならそれに口語訳の訳文もつける。
あとは自分勝手な注釈をつける。
そういう、ふたつのアンソロジーを
つくってみようという望みを持っていました。
理屈っぽい思想のアンソロジーと詩のアンソロジーと、
両方を自分勝手にやりたいというのが願望です。
願望はうかうかしているとだめだぜ、という感じですから、
暇を見てはちょこちょこやりかけています。
終わるにはなかなか時間がかかりますが、
やりかけています。