都市論としての
福岡

  • 時間

    186
  • 音質

    『パラダイスへの道'90』
    出版記念として福岡で行われた。
    音源は客席で録音されたものだが、
    質疑応答も含め全編クリア。
    一部、音量のバランスが悪くなる。

  • 講演日:1990年9月30日
    主催:「パラダイスへの道」出版委員会
    場所:福岡市早良区市民センター
    収載書誌:パラダイス企画『パラダイスへの道' 91』(1991年)




都市論ということは、さまざまな観点と視点を
持つでしょうけれども、僕らの視点からいえば、
都市論は国家論と同じことなんです。
また、九州一円についての都市について論ずることは、
世界全体について論ずることと一向に変わりなく、
同じことなわけです。
都市と都市を比較するということは、
先進国と後進国を比較するというのと同じ意味を持ちます。
たとえば福岡市と鹿児島市、
あるいは福岡市と熊本市のデータを比べて、
さまざまな観点から比較をしますと、
世界における先進国と後進国、
あるいは先進地域と後進地域との格差が
どのように縮まるかとか、
いや格差は縮まらないんだとか、
そういうことについての判断のモデルになりうるのです。