時代はどう変わろ
うとしているのか

  • 時間

    93
  • 音質

    録音者の手元のノイズが
    入っており
    音質はあまりよくない。

  • 講演日時:1986年7月12日
    主催:群馬県庁労働組合
    場所:群馬会館ホール
    収載書誌:未発表




時計は「時を計る」という目的のためにありますが、
現在、1000円か1500円出せば
ひと月に何十秒の狂いしかないデジタル時計を
たやすく手に入れることができます。
「時を計る」という機能でいえば、
これ以上のものはいらないわけです。
これは、究極時計というものが
できてしまっているということだと僕は思います。
現在のいくつかの兆候をよく考えてみると、
「これはほとんど究極に近いんじゃないか」
というような商品とか分野とか発達度というものが
ポツポツと存在することがわかります。
これはとても重要なことだと僕には思われます。
もし機会がありましたら、
「このことは究極までいっているのかな」とか
「こうやったら究極になるんじゃないか」ということを、
ぜひ考えてご覧になるとよろしいと思います。