本読む馬鹿が、私は好きよ。
その6:スティーブン・キングを読む人

みなさん、ホラーはお嫌いですか??

ほぼにちわ。ほぼ日のオフィスは席替えをしました。
くじ引きで席をきめたわけではありませんが、
気分一新、というようなことで。

さて。
みなさんはホラーはお嫌いですか?
いまひとつ、メールの数がふえておりませんで、
悲しみ深きところなりけり。
というわたくしも、ホラーは、
陽が高いうちでないと読めない、という
憶病者制約つきでちびちびとしか読み進めないので、
未踏の地ではあるのですが。

さて、さて。
スティーブン・キングです。
http://www.stephenking.com/
 ↑こちらオフィシャルサイト)
 
映画になってるものなど多いので、
「映画でいいや。」なんて思っているのは
どうやら、間違いであるらしい本を、
本日はオススメされたくあります。


シャイニング〈上〉
文春文庫
スティーヴン キング (著),
深町 真理子 (翻訳),
価格: ¥629
文庫 - 421 p 上 巻 (1986/11/01)
文芸春秋 ; ISBN: 4167275589

シャイニング〈下〉
文春文庫
スティーヴン キング (著),
深町 真理子 (翻訳),
価格: ¥629
文庫 - 435 p 下 巻 (1986/11/01)
文芸春秋 ; ISBN: 4167275597

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「シャイニング」って映画を観たことのある人は
きっとたくさんいるんだと思うのです。
そして、それを観た多くの人は
「怖いなあ〜」
という感想を持ったと思うのです。
でも、この小説は
映画とは比べ物にならにほど
おっかなく仕上がってます。
とりあえず、読み前には、トイレに行きましょう。

あゆゆ
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「シャイニング」は映画で見たから、
今更原作を読むまでもないか…と思っているあなた、
間違っています!
「シャイニング」こそ原作で読んでいただきたい。
主人公の父親が壊れていく様子が映画以上に、
悲しく人間味あふれて描かれていて、
時として共感すら覚えてしまうのです。
(切ないです)。
そして思いっきり怖い〜〜。
そして最後は感動。
ホラーの枠にとらわれない名作だと思います。

かよぴ
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そこまでいわれると、
怖いものみたさ(マジ)、というやつで、
本屋にかけこみたい衝動がムラムラと。

さてお次は、『クリスティーン』。
あらすじ読んでたら、怖くて気持ちが悪くなりそう。


クリスティーン〈上巻〉
新潮文庫
スティーヴン キング (著),
深町 真理子 (翻訳)
価格: ¥819
文庫 - 540 p 上 巻 (1987/12/01)
新潮社 ; ISBN: 4102193103
  
クリスティーン〈下巻〉
新潮文庫
深町 真理子 (翻訳)
価格: ¥667
文庫 - 500 p 下 巻 (1987/12/01)
新潮社 ; ISBN: 4102193111

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敢えて映画の出来の悪かった
「クリスティーン」を推します。
ホラーはホラーなんだけど、
これは恋と、友情と、勇気、のいわば青春小説。
こんな切なさはきっとみんな持ってる。 

GROMIT
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やはり「クリスティーン」ですね。
キングはホラー作家として一般には知られていますが、
初期の少年少女を主人公としていた頃のキングには、
青春小説作家と呼びたくなるような情緒があります。
「キャリー」しかり「ファイアスターター」しかり。
中でも「クリスティーン」は絶品です。
適度な超常現象が、
主人公たちの心理描写を際立たせる、
絶妙のスパイスになっています。
もし初めてキングを読まれる青少年少女でしたら、
その後の人生を一変させる程の力がある小説です。
ご注意ください。

わん
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すごい勘違いをしていた。
「ホラー」だから怖いだけだとおもっていました。
そりゃ、ないよな。
「情緒」とか「せつなさ」とかもあるんですよねえ。
なんか、そういわれると読みたくなってきたぜっ!!

それでは!
メールおまちしてますよ!!!

2002-03-29-FRI

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