2006年08
プランターで「はつかダイコン」を
育てていますが、
根が太くならずに
ふつうの細い根になってしまいました。
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諏訪さん 「はつかダイコン」は簡単なようで
難しい野菜です。
蒔いた品種や
その時の温度や日照時間、栄養状態にも
左右されるものです。

最初は発芽すると
まっすぐに根が伸びます。
その根は細いです。
根が出た後に実となる部分が
膨らんできます。

最初から根が丸いわけではありません。
細い根の上が
だんだん膨らんでくるものです。

季節を間違えていたり
品種的に温度が高くなって夏になると
葉っぱばかりが茂って
根が太らないことがあります。

「はつかダイコン」にとって
夏はあまり向いてません。
一般的には春とか秋の涼しい時期。
暑くもなく、寒くもなくという時期に
「はつかダイコン」が
膨らむように育てると、
きれいに根が膨らみ、
甘みものっておいしいです。
夏場は根が膨らまないことも多く、
膨らんだとしても
根が辛くて、食べてもおいしくない
辛いダイコンができることがあります。

どの時期に種を蒔いたかよりますが
辛いダイコンになっているようでしたら
その根はあきらめて
9月の中旬から下旬に蒔き直すと
一番、品種と気候にあって育ちますから
次に期待するといいですよ。

プランターで育てていた
ちしゃレタスが
7月に収穫して食べたところ、
苦くなってしまいました。
なぜでしょう?
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諏訪さん 栽培する場所や気候にもよりますが
まず、レタスは
温度が上がると苦くなります。
「ちしゃレタス」とは
いわゆる「サニーレタス」の仲間です。
種を買って栽培・収穫時期をみると
ほぼ一年中できると書いてあります。
「玉レタス」と呼ばれるものは
春や秋の涼しい時期に向いているのですが
「サニーレタス」は暑さ寒さにも強く
一年中できると言われる
便利なレタスなのですが
悲しいかな、レタス類は暑い時期は苦くなる。
これはどんな育て方をしてもしょうがないですね。
冷涼な場所以外で
苦くないレタスを作るには
夏の暑い時期をさけるといいでしょう。

 
© HOBONIKKAN ITOI SHINBUN