2006年08
日当たりについての質問です。
野菜には直射日光が
当たってる必要があるのでしょうか。
ベランダで三階で南向きですが、
ほとんど日陰です。
大阪に住んでますが
はわりとお天気に恵まれており、
日差しがある日が多いです。
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諏訪さん ほとんどの野菜にとって
基本的には直射日光は必要です。
半日陰で育つものとなると
ミョウガとかフキなどですから
家庭菜園としてはちょっと醍醐味にかけます(笑)。
夏野菜の中で
極端にいえば直射日光がなくても
何とかなりそうなのはキュウリです。
キュウリは比較的直射日光が少なくても
大丈夫ですが
それ以外の野菜は
一日、4〜5時間の太陽光線がほしいところですね。

プチトマトがぐんぐん伸びて、
私の手の届かないところまで大きくなりました。
下のほうから枝分かれした枝があり、
そちらにも花、実がついてます。
脇芽かきもできないし、
ベランダの天井につきそうですが、
そのまま大きくなってもらうしか
ないのでしょうか。
キュウリのように
親ヅルの先端を切るなどができるのでしょうか。
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諏訪さん ぼくもよくやってしまうのですが
脇芽かき忘れたときに伸びてしまって
しかも、そこに花が咲いて実がなってしまうと
人情として
「もう今さら脇芽は切りたくない」
と思うものです。
宝物がいっぱいなって
多少小さくても
質よりも量をとりたいっていうのが
人間の本能としてあるのですが(笑)
本当に実を大きくして
おいしいトマトを育てたいのであれば
花が咲いても実がなっても
脇芽はとってください。
脇芽をのばして量をとると
確実に味は落ちます。
そこはもう、質をとるか味をとるか
個人の判断におまかせしましょう。

トマトが上までいってしまった場合は
上と切って止めて、
その後、脇芽を伸ばしていくことでいいと思います。
主脈も脇芽も伸ばすのではなく、
あくまでも
育てているのは一本だというイメージです。
二股はかけてはいけません。
一つの枝だけに花をつけ実をつけていくという
原則さえ守られればよいと思います。

 
© HOBONIKKAN ITOI SHINBUN