“Unusual”、ふたたび。
糸井重里からデイヴィッドへの 7つの質問とその回答。  そしてデイヴィッドから糸井への6つの質問
 
アメリカ各地の実業家にお会いになっているデイヴィッドさんですが、 この『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』について、 よく理解を示す「地方」と、 そうでない「地方」があると思われますか?  アメリカ各地の実業家にお会いになっているデイヴィッドさんですが、 この『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』について、 よく理解を示す「地方」と、 そうでない「地方」があると思われますか?
日本に滞在していたこともあり、
奥さまも日本人であるデイヴィッドさんですが、
『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』は、
日本の読者にどんなふうに受け容れられると思いますか?

日本には、自分の考えをしっかり持っている人がたくさんいます。
そんな皆さんには、この本で語っていることを
とても気に入っていただけると思います。

外国に行ったことがある人、他の文化の発想に興味をもつ人、
自分の考えとは異なるものもしっかり見つめる人は、
この本からたくさんのことを吸収できるのではないでしょうか。

しかし、典型的な日本のサラリーマンの場合は、
この本の内容を実行しようとしても苦労するのではないかと思います。
日本には、仕事の進め方が型にはまっている会社がとても多いですから。

日本の会社も、グレイトフル・デッドのようなやり方で
会社を経営するようになってほしいと、本当に思います。
日本では、幸せそうに働く人が、あまりにも少ない。
仕事が楽しくないのですね。
心から好きなことをやっていれば
「人生一日も働いてない」感覚になれるのですが。

私が思うに、糸井さんと「ほぼ日」の皆さんにとっては
仕事が遊びのように感じられるから、
楽しくできているのではないでしょうか。
そういう日本人、そんな日本の会社がもっと出てくることを願っています。

 

糸井さんのコンテンツ(今日のダーリン)はその日しか読めず、
次の日には消えてしまうリアルタイム性の高いものだと思います。
アーカイブを残さないのはなぜですか?

なぜなのでしょうね。
これは、最初に、そういう直感ではじめたままになっています。
アーカイブを残さないことで、
何度でも、同じようなテーマを語れるというメリットもあります。
何度も、同じようなことを考えたり言ったりするのは、
日常のなかで、誰でもやってることですよね。
それに似せたのかもしれません。
でも、理由はいまだによく分からない。

最新のページへ

2011-12-14-WED
 

unusual