“Unusual”、ふたたび。
糸井重里からデイヴィッドへの 7つの質問とその回答。  そしてデイヴィッドから糸井への6つの質問
 
グレイトフル・デッドの話が理解されにくかったとき、 理解してもらうために、どんな話からはじめますか?

ボストンでお会いしたとき、
糸井さんが無料で魅力的なコンテンツを
お客さま向けにつくっておられることをうかがって、
その独自性に感銘をうけました。
日本では(商品を販売する会社の発信する)無料コンテンツといえば
商品がどういうものか説明するものが
ほとんどではないかと思います。
どうやって糸井さんは日本でそのように
「Unusual」になったのでしょうか?

商品を販売する予定のないところで、
じぶんの考える「興味深いもの」を新聞のように編集し
たくさんの人に読んでもらおうとして、
ほぼ日刊イトイ新聞をつくったからです。
この新聞を継続的に運営していくために、
商品(というかたちのコンテンツ)を販売しようと思ったのは、
ほとんど偶然のようなものでした。
 

「ほぼ日」の商品コンテンツのそもそものねらいは、
サイトでほぼ日の商品を買ってもらうことだと思います。
おもしろくて、しかも販売に貢献するようなコンテンツを
どのようにしてつくっておられるのでしょうか?

前の答えと重なりますが、
ほぼ日刊イトイ新聞は、「コンテンツ」をつくる工房だと考えています。
「コンテンツ」とは「考え」や「思い」「ひらめき」を表現したものです。
それは、「イベント」という形式だったり、「読み物」という形式だったり、
「モノ=商品」というスタイルだったりしています。
そして、その「コンテンツ」をつくり続けることは、
じぶんといっしょ楽しんでくれる友人と出合うための方法です。
空き地で、バットとボールを持って、先にゲームを始めながら、
いつも誰かを待っている‥‥ようなことです。

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2011-12-12-MON

 

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