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辰野勇(たつの・いさむ)

1947年大阪府生まれ。
株式会社モンベル代表取締役会長。

少年時代、ハインリッヒ・ハラーの
アイガー北壁登攀記
『白い蜘蛛』に感銘を受け、
以来、山ひとすじの青春を過ごす。
同時に将来、登山に関連した
ビジネスを興す夢を抱く。

1969年に、アイガー北壁
日本人第二登を果たすなど、
名実ともに日本のトップクライマーとなり、
1970年には日本初の
クライミングスクールを開校する。

1975年、28歳の誕生日に、
株式会社モンベルを設立。
少年時代からの夢を実現する。

またこの頃から
カヌーやカヤックにも熱中し、
第3回関西ワイルドウォーター大会で優勝。

以降、黒部川源流部から
河口までをカヤックで初下降、
ネパール、北米グランドキャニオン、
ユーコン、中米コスタリカなど
世界中の川に足跡をのこす。

一方1991年、日本ではじめての
身障者カヌー大会
「パラマウント・チャレンジカヌー」
をスタートさせるなど、
社会活動にも力を注いできた。

近年では、
びわこ成蹊スポーツ大学客員教授など、
野外教育の分野においても活動。

2011年に発生した東日本大震災では
阪神淡路大震災以降の
「アウトドア義援隊」を組織し、
アウトドアでの経験をいかした
災害支援活動を
みずから被災地で陣頭指揮する。

趣味は、登山、クライミング、カヤック、
テレマークスキー、横笛演奏、
絵画、陶芸、茶道。

著作も多く『軌跡』(ネイチュアエンタープライズ)、
『モンベル 7つの決断』『カヤック&カヌー入門』
『社長室はアウトドア』(以上、山と渓谷社)、
などがある。

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