昔は、工業社会の時代には、
「まったく同じ形をしたものがたくさんできますよ」
というのが、価値だったんですよ。
みんなに行き渡るという豊かさと、
平等で不公正がない、ということが
表現されているわけですよね。
でも、いまみたいに、同じものが行き渡ってしまったら、
今度は、みんな同じものを持っているのはおかしい、
と思うようになるんです。
自分のこころを想像してみたらわかりますよね。
いまの時代の流れの中で、
「同じように見えるんだけれど、ちがう」とか、
「同じになりきれない」とか、
「同じであることを否定する」とか、
そういう気分が、ふつふつと沸き起こってきています。
それは、作る人の動機もそうだし、
受け取ったり、買ったりする人の欲望もそうなってる。
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