人気スタイリスト7人が見せる! 2013年版カバーの魅力

みなさん、もう何度もご覧になっているであろう、 「ほぼ日手帳2013」の各カバーを紹介しているページ。 今年はいままでと、ちょっとちがうところがあります。 どこかわかりますか? そう、写真がちがうんです。 それぞれのカバーの魅力を最大限に引き出すべく、 シリーズごとにお願いしたスタイリストさんに、 撮影場所、小物、モデルなど、商品写真にまつわる一切を、 スタイリングしていただいたのです。 ご担当くださったスタイリストのみなさんに、 それぞれのカバーの見せかたや、似合うシーン、人物像、 えらんだ小物について、たっぷり語っていただきました!
ほぼ日手帳2013ラインナップ
01 Hobonichi planner担当 林 道雄さん 「かっこつけることのよさを、知ってほしい」
 
今年はじめて登場した、ほぼ日手帳の英語版
「Hobonichi Planner」を担当してくださったのは、
ファッション雑誌などで活躍中のスタイリスト、
林道雄さん。
実は林さん、Hobonichi Plannerの
クリエイティブ ディレクターをつとめた
ソニア パークさんの門下生でもあるんです。
「手帳の出来がすごくいいだけに、
 下手なスタイリングをすると、後が怖い(笑)」
と、撮影前におっしゃっていた林さんでしたが、
そんな心配はまったく不要な、圧倒的な想像力で、
Hobonichi Plannerにまつわる、
すてきなストーリーをつくり上げてくれました。

<林道雄さん プロフィール>
林 道雄(スタイリスト)
2002年文化服装学院アパレルデザイン科卒業。
アパレルメーカーの企画、パターンナーを経て、
2006年よりスタイリスト ソニア パークに師事。
2010年独立。
雑誌、広告、アーティストのスタイリング及び衣装製作を中心に活動。
 
<スタイリングのポイント> いい意味で「かっこつけている」感じを、 表現したいと思いました。   使っている人のイメージを 細かいところまで想像しています。

この英語版のほぼ日手帳を見た瞬間に、
すごく男っぽい、硬派な手帳だなと思いました。
(師匠である)ソニアがつくったから
言うわけではないんですけど、
重厚で、高級感があって、
とても完成度が高いと感じました。
だから、それに見合う「いいもの」を知っている、
いい意味で、かっこつけている人をイメージして、
スタイリングしました。
最近の人ってあんまり、かっこつけないじゃないですか。
エコカーに乗るのがスマートだっていうムードとか、
いまはキザなことがだめみたいな感じもありますが、
ぼくは「かっこつけることのよさ」って、
やっぱりあると思うんです。
そこを知ってもらえたら、うれしいですね。
 
手帳は人が毎日使うものですよね。
だから、モノだけ撮るのではなくて、
使っている人がいる感じを出したいと思いました。
それも、かなり細かいところまで想像しています。
こんな職業で、月々これくらいの給料をもらっていて、
こんなふうに朝食を食べて、パンの焼き方はこうで、
持ち物やアクセサリーの趣味はこんな感じで‥‥
というふうに、ドラマのように細かく演出しています。
 
<それぞれのスタイリングについて> かっこいい手帳なので、 それにふさわしいストーリーを描きました。
 
  手帳本体は、「こんなやつ、いないだろう」  っていうくらいの、極端な感じで。

Hobonichi Plannerは、手帳本体もかっこいいですよね。
表紙からして硬派な感じのする手帳なので、
「こんなやつ、いないだろう」っていうくらい、
かっこつけている男性の姿をイメージしました。
ライターも万年筆も灰皿もデュポン、
おまけに腕時計はルクルトのアンティークなんです。
冷静に考えると、
ちょっと嫌な男かもしれないですね(笑)。
でも、成金とかそういうんじゃなくて、
ちゃんとわかって使っている。
そういうよさが、伝わればいいなと思います。
いいものを長く使う人が多かったころ、
昭和の時代とか、そのへんのムードですよね。
     



  女性は、かわいいだけでなく、きりっとした、  自立している人をイメージしました。

レッドとブラックは、女性が使っていることにしました。
どちらも、かわいいだけでなく、
自立した強い女性をイメージしています。
アクセサリーなら、
無骨なイメージのあるクロムハーツと、
すごく繊細なティファニーをあえて組み合わせたり、
すべてがこれ見よがしでなく、
「あ、センスがいいな」って思える女性です。
ちなみに、パンの焼きかげんにもこだわっています。
朝、自分できちんとコーヒーをいれていて‥‥
おそらくデートの前なのかな?
     



  男性は、革の経年変化をたのしめる、  余裕のある、落ち着いた雰囲気に。

革のカバーって、経年変化を楽しみながら
長く使えるものですよね。
だから小物も長く使えるものを基準にえらびました。
ダークブラウンのほうは、
IWCの腕時計をして、きちんとシャツを着て、
アンティークのメガネを持っている人が、
夕方のわりと早い時間にウイスキーを飲んでいる‥‥
というようなシーンですね。
ナチュラルもそうですが、このカバーには、
余裕のある、落ち着いた雰囲気が似合うと思うんです。
     



  ほんとうに長く使えるものと出会ってほしい。

ほんとうに自分が長く使えるものに出会うことって、
大事だなと思うんです。
実はそれがいちばんの省エネで、無駄遣いにならないし。
今回、クロムハーツと一緒に組み合わせて
ティファニーをえらんだのも、
やっぱりシンプルで長く使えるという
良さがあるからです。
僕はタバコは喫わないんですけど、
「タバコを喫うなら絶対デュポンのライター」
って思うし、
そういう、普遍的なかっこよさというのは
大事にし続けたいと思っています。
でも、ただ高いものならいいってわけでもないんです。
例えば、この写真で使っている白い豆皿は
宮岡麻衣子さんという作家の作品で、
高価ではないけれど、すごくいいんですよ。

自分の目で見て、肌で感じて、
そういうものを見つけていくのが、
おもしろいし、たのしいことなんじゃないかと思います。

     
   
 
   

【手帳本体】

ル・クルトの腕時計 252,000円
(シェルマン 銀座店)
眼鏡 34,650円(g room)
ライター 136,500円
万年筆 136,500円、灰皿 31,500円
(ともにエス・テー・デュポン)
キークリップ 87,150円、
キーリング 24,150円
(ともにクロムハーツ)
その他スタイリスト私物


<問い合わせ先>
シェルマン 銀座店 / 電話 03-568-1234
g room / 電話 03-3476-1408
エス・テー・デュポン 銀座ブティック
(エス・テー・デュポン) /
電話 03-3575-0460  
クロムハーツ トーキョー(クロムハーツ)
/ 電話 03-5766-1081
 

 

【レッド】

ニット 28,350円(ジョン スメドレー)
ジャガールクルトの腕時計 399,000円
(シェルマン 青山店)
赤のピルケース 102,900円、
ハンカチ 4,620円、
ハンカチの上に置いたポケットミラー 35,700円
(ともにOver The Counter
by ARTS&SCIENCE)
6ダイアモンド ドロップピアス
215,250円、
ハンカチの上に置いたメトロ
ハーフ サークル バングル 661,500円、
右腕つけたメトロ ハーフ
サークル バングル 661,500円
(ともにティファニー)
チェーンクロスリング 126,000円
(クロムハーツ)
鈴木 稔のデミタスカップ&ソーサー
6,300円、
樂久登窯のお皿 4,725円
(ともにSML エス エム エル)
万年筆 55,650円
(エス・テー・デュポン)
その他スタイリスト私物


<問い合わせ先>
リーミルズ エージェンシー
(ジョン スメドレー)
/ 電話 03-3473-7007
シェルマン 青山店 / 電話 03-5466-3786
Over The Counter by ARTS&SCIENCE
/ 電話 03-3400-1009 
ティファニー・アンド・カンパニー・
ジャパン・インク(ティファニー)
/ 電話 0120-488-712
クロムハーツ トーキョー(クロムハーツ)
/電話 03-5766-1081
SML エス エム エル
電話 03-6416-1954
エス・テー・デュポン 銀座ブティック
(エス・テー・デュポン)
/ 電話 03-3575-0460 

 

【ブラック】

IWCの腕時計 315,000円
(シェルマン 青山店)
ゴールドのリング 225,750円、
シルバーのリング 37,800円
(ともにクロムハーツ)
青のピルケース 53,550円
(Over The Counter by ARTS&SCIENCE)
万年筆 57,750円(中屋万年筆)
宮岡麻衣子の豆皿 1,050円
(SML エス エム エル)
豆皿にのせたサークレットピアス
504,000円、
5ダイヤモンドブレスレット
346,500円(ともにティファニー)
その他スタイリスト私物


<問い合わせ先>
シェルマン 青山店 / 電話 03-5466-3786
クロムハーツ トーキョー(クロムハーツ)
/ 電話 03-5766-1081
Over The Counter by ARTS&SCIENCE
/ 電話 03-3400-1009 
中屋万年筆
SML エス エム エル / 電話 03-6416-1954
ティファニー・アンド・カンパニー・
ジャパン・インク/ 電話 0120-488-712

 

 

         
     

【ダークブラウン】

IWCの腕時計 273,000円
(シェルマン 銀座店)
グラス 3,150円
(コウセイ ヴェアクシュタット)
眼鏡 37,800円(g room)
デスクペン 47,250円、
ペンスタンド 7,875円
(ともに中屋万年筆)
その他スタイリスト私物


<問い合わせ先>
シェルマン 銀座店 / 電話 03-5568-1234
コウセイ ヴェアクシュタット /
電話 03-3716-1832
g room / 電話 03-3476-1408
中屋万年筆

 

【ナチュラル】

万年筆¥94,500(中屋万年筆)
その他スタイリスト私物


<問い合わせ先>
中屋万年筆

 

   
2012-10-22-MON