ガラスという素材のうつくしさと、
遠心力、重力、表面張力と、技術の融合した
宙吹き作品のおもしろさ、ダイナミズム。
それがきがるに、身近に感じられる
高橋禎彦さんの、ガラスのコップ。
硬いはずなのにやわらかい印象の手触りや、
意外なほどのかるさ、口当たりのなめらかさ、
そしてなにより飲み物が(水も、お酒も!)
おいしくなってしまうという不思議さ。
ぜひ体感してみてくださいね。
アルファベット型のはしおきも、いっしょにならびます。
Profile
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高橋禎彦 たかはし・よしひこ

ガラス作家、多摩美術大学教授。
1958年東京生まれ、神奈川育ち。
多摩美術大学立体デザイン専攻
プロダクトデザイン専修
クラフトデザインコース修了ののち、
同大学立体デザイン専攻研究副手に。
その後ドイツの
グラスハウスアムヴァートゥルム工房の
ウード・エーデルマン氏のもとへ。
帰国後、神奈川県相模原市に工房を開設、
作品制作をつづけている。
空中で竿を回しながら
溶けたガラスに息を吹き込み、
遠心力を使って成形していく
「宙吹き」という技法でつくる
オブジェやうつわは、
ガラスでありながらやわらかい印象をもち、
内外で高く評価されている。
そのオブジェ作品は
東京国立近代美術館工芸館、北海道近代美術館、
英国のヴィクトリア&アルバート博物館、
ドイツのクンストパラスト美術館、
アメリカのコーニングガラス美術館、
ほかにも横浜、スイス、デンマーク、
オーストラリアのミュージアムの
パーマネント・コレクションとして
収蔵されている。

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商品写真:大江弘之
2016-04-21-THU