ニガウリを初めて食べたのは大人になってから。
かつて故郷では作っておらず、
流通もしていなかったと思うし、
何より子供の頃出されても食べられなかったと思う。

沖縄に行った時、タクシーの女性運転手に
「沖縄の子供たちはゴーヤを平気で食べますか?」
と聞いたことがある。
笑いながら、そんなことはない、
ちょっとずつ卵やポーク炒めに入れて、
慣れさせていくのです、という答えが返ってきた。
でも大学生の息子は今も好みませんねえ、
ということだった。

【材料】
・ニガウリ(埼玉産)
・味噌、酒、みりん、酢

さっとゆでてさっと冷まして酢味噌。
苦みうめー。大人になってよかった。
出典は檀 一雄『わが百味真髄』(中公文庫)。
これが出てくる祖父母の思い出話がとてもいいです。

酒はこの夏はまっている日本酒のソーダ割り。
ふわっとしていてとてもいい。
居酒屋で、いい酒+炭酸のセットで出せばいいと思います。

【告知】
9月6日まで岩手県の
「萬鉄五郎記念美術館」(花巻市)
「石神の丘美術館」(岩手町)
に於いて、
「マンガ百花繚乱展 ―岩手の漫画家50の表現―」
が開催されています。
私もポスターなど描かせていただき、
偉そうにしております。
岩手ゆかりの漫画家が多数参加されていますので、
お好きな作家をチェックして、
旅行がてら足を伸ばされてはいかがでしょうか。
自分も早く見たい。いつ行けるんだか。

2009-07-30-THU
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