田島貴男の
2004年 オレの
5大ニュース(予定)。

ニュース その2
海の生きものにフォーリン・ラヴ。
第2回
オレは古代の虫にもくわしい。


前回にひきつづき、
マリンワールドの広瀬さんによる、
水族館のバックヤード案内です。

広瀬 水族館のオモテ側を
まだごらんになっていないと思うんで、
ちょっと見てみましょうか。
田島 クラゲだ!
これがさっきの赤ちゃんの親なんですね。



こうやって見ると、キレイだな。
オレ、クラゲに刺されたことあるよ、泳いでて。
けっこう痛いんだよなあ。
木暮 案内板に書いてあるんだけど、
このクラゲっぽい姿をしてるのは
せいぜい1年間らしいよ。


田島 ああ、オレ知ってる知ってる!
しかも「いわゆるクラゲ」になる前の
状態のときは、1匹じゃないんだよね。
クラゲのお皿を重ねて団体ですごして、
一枚ずつはがれていくんだよ。
これは考えてみれば不思議な状態だよね、
植物のようなペラペラペラペラ‥‥
木暮 よく知ってるねえ。
田島 うん、図鑑好きだからね。


ひとつめの水槽ですでに
ものすごい時間を使ってしまっている
平均年齢38歳のご一行。
このままのペースでは日が暮れます。
木暮 この水槽はすごいぞ!
ニョロニョロがいるよ。


田島 これは、アナゴの一種だね。
広瀬 よくわかりますね。
田島 うん、そうでしょ?
オレ、魚は、
まあまあくわしいんだ。
木暮 さっきから
けっこうウンチクたれているね。
田島 フフッ。オレね、けっこう、くわしいのよ。
魚とね、古代の虫。
── 古代の虫。
えらいピンポイントですね。
アンモナイトみたいなものですか?
田島 ううん、みんな
ゴキブリトンボって
知ってる?
一同 ?????
田島 ゴキブリというのはですね、
すごい原始生物なんですよ。
昔は、トンボのようなゴキブリだったのよ。
すごい近いのよ、近いとこにいんのよ、
ゴキブリとトンボって。
一同 はあ。
(なぜ水族館で虫の話を聞かねばならないのか?)
──

ゴキブリトンボのせつない想い出を語る
生きもの番長の語りを動画でごらんください。
(↑こちらをクリックしていただくと、動画をごらんいただけます。)

広瀬 ところで、このアナゴの水槽の端のほうに、
小さくてこっちを向いている魚がいるの、
わかりますか?
さらにその下に、小さなエビがいるんです。


広瀬 この魚とエビは共棲しているんですよ。
あのエビがブルドーザーみたいに
巣穴を掘っていて、
かわりにあの魚はそのあいだじゅう
敵が来ないかどうかを見張っているんです。
あのエビは、昼間はずっと作業をしていて
夜になると家の入口に石をポコッとはめて、
穴にフタをして
あの魚と一緒に寝るんです。
一同 !!!!!!


(次回につづく!)



田島貴男のカバンくんコーナー

★カバンくんプロフィール
 田島さんが肌身離さず持ち歩くカバン。
 レコード会社の方からのプレゼント品。超愛用。
 つねに文庫本が14冊は入っている。重量推定10キロ。


みなさん、じつをいうと、
今日は、田島番長のようすがおかしいのです。


意気消沈している番長。

いつもいっしょのあいつが、
番長のまわりに見あたらないのです。
不吉な予感。

「じつは、悲しいおしらせがあります。
 びっくりすんなよ。
 カバンが、カバンが、
 盗まれました!

ガーン!! マジですか。

「カバンくんが‥‥」

あの重いカバンくんが盗難に!
飛行機に乗るときも手荷物で機内に必ず持ち込み、
大量の本とアイデアノート、
生活するためのありとあらゆるものと
そのほかの不明な成分(しかし大事なもの)が
つめこまれていた、
いついかなるときも番長が手放さなかった
あの、カバンくんが!

「うううー!」

■番長とカバンくんの想い出集■
(かなしくあかるいオルゴールの調べを
 心に流しながら、ごらんください)

2003年11月






2004年4月


2004年11月



ショックですね。お察しします。
5大ニュース「その1」
カバンの中を紹介していくコーナーをつくったのも、
カバンくんがこのことを
察していたとしか思えません。

ていうか、番長、
5大ニュースなどつくっておりますが、
これこそがいちばんのニュースじゃないですか!!

「ぐー、ショック」

(このコーナーも、次回につづく!)


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2004-12-07-TUE

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