Q7 みうらさん、 少子高齢化社会について どうお考えでいらっしゃいますか。


いま、日本は
深刻な状況を迎えています。


あのね、若い頃から
男の人は
「最近来ないんだ」
ってひと言が
たいへん怖かったんですよ。




ああ、女性からの。


その瞬間、
自分がなくなってしまうような
気がするんですよ。
でも、問題は
その「言い方」なんですよねぇ。



子どもができた事実ではなく、
言い方が?


女の人もさぁ、暗い顔して
「2か月来ないんだけど‥‥」って言うでしょ。
「2か月来てないんだァ〜!」って
明るく言う人は、いないんです。
つまり、しょっぱなの「出」が暗いわけだから、
それは当然、
少子化問題につながっていくわけですよ。



問題はそこ、でしょうか‥‥。


子どもは生まれるとかわいいし、
子どもができたからって
自由を全部
うばわれるわけじゃないんです。
ですから、
「最近来ないんだけど」を
「ラッキーレイーーート!」
と言うだけで、
スッカリなくなると思います、この問題は。



では、高齢化社会も。


ええ、要は「言い方」です。
「余生」って言うでしょ。
あれがだめだ。
「残された人生」は
生まれた瞬間から
はじまっているんだから。

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「余生」も「来ない」も
少子高齢化のイメージを左右する
大きな要因でありました。
すべてのことは「言い方」で
固定されていきます。
日本の未来がかかっている
たいへん重要な今日の動画は約4分半。
いったい誰のためにか何のためにか
さっぱりわかりませんが、
いろんなものごとのイメージを
無理矢理上げていくのは
みうらさんの得意とするところです。
みなさま、ぜひごらんください。

2006-11-17 FRI


(c) Hobo Nikkan Itoi Shinbun 2006


動画をごらんになるみなさまへ。

1動画は約4分半です。
2音は、ヘッドフォンで聞くのがいいです。
3社会の問題点は、ほぼその「言い方」で解決できます。
4「ラッキーレイト」「グレート余生」
 このふたつの単語は必修です。
タイトル:『じゅんの恩返し 時代への親孝行』
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