それでは、みなさま、1年振りにご唱和ください。
大きく息を吸い込んで、せーーー、の!

メェ~~~~~~~。

ありがとうございます、ありがとうございます。
ヤギが鳴いたからには、この企画。
いえ、むしろ、この企画といえば、ヤギが鳴く。
「ヤギ鳴かば ヤギ鳴かずして ヤギが鳴く
         ヤギの鳴き声 ヤギの間に間に」
意味がわからないというあなた、正解です。

さぁ、無駄話のウォーミングアップを終えたところで
本題に入りましょう。

この「メールするからメールしてね。」は、
なんと、今年で5回目となる恒例企画。
構造はシンプルだが、味わいの奥行きは深淵。
やればやるほど、意外にたのしいじゃんっていうことで、
受け手の属性を問わずご好評をいただいている遊びです。

簡単に言うと、驚くほど簡単に言えちゃいます。
メェ~~~~~~~。
ですから、ときどきこのようにヤギの鳴き声を混ぜて
話を先送りにしているのですけれども、
よく考えれば話を先送りにする必要は
まったくなかったのです。

言っちゃうとね、
「メールするからメールしてね。」っていうのは、
メールするとメールがくるっていう企画なんですよ。
え? そんなことはわかってる?
どどどど、どうしてわかったんですか!

やや詳しくご説明いたしますと、
この企画のために特別に設定された
メールアドレスがございまして、
そこにあててメールを1通、送っていただきますと、
ほぼ日刊イトイ新聞からメールが返ってきます。

どんなメールが返ってくるかといいますと、
我々、乗組員が、地道にこつこつ書いたものです。
この企画のために、私たちは
500通以上のお返事をご用意いたしました。

いえ、いえ、ほんとです。
ですから、毎年連休前になると、
ほぼ日の乗組員たちは
この企画のために、誰かに向けて
真剣にメールのお返事を書くのです。
それをもう5年も続けているわけですから、
まぁ、おかしな会社ですねぇ。
メェ~~~~~~~。

そう、いまのヤギの鳴き声で思い出しましたが、
ひとつ、言っておくべきことがございます。
述べたようにお返事用のメールを書いているのは
ほぼ日刊イトイ新聞で働く乗組員ですから、
いってみれば、素人でございます。
約1名、1980年代のカルチャーに
大きな影響を及ぼしたとされる
有名C級コピーライターも混ざっておりますけれども、
それ以外は、ただの会社員に過ぎません。

ですから、帰って来る返事は、おおむね、
読む張り合いのないものです。
でも、そういう前提で読めば、
ああ、なるほどこりゃくだらないね、くらいの
おもしろみは見いだせるかもしれません。
いったい何が言いたいかといいますと、
返事の内容には期待せず、
寛大なこころで受け取ってネ! ということです。
メェ~~~~~~~。

思えば、乗組員の数も毎年少しずつ増え、
数年前は500通弱だったメールの数も
いまや500通を超えるほどとなりました。
どのメールが届くかは完全にランダムですが、
いずれが届こうと、はっきりいって大差はございません。
なーんか、ヒマだなーっていうときに、
ぽつぽつメールしていただけますと、
ぽつぽつに応じてメールが返ってきます。

なお、システム的には瞬時の返信が可能なのですが、
それではちょっと気分が出ないということで
弊社の宇宙部に苦労していただき、返信には
わざわざ数分のタイムラグをもうけてございます。
この、ハイテクヒューマニティックタイムラグシステム、
略して「ハグシステム」のおかげで、
「忘れたころに届く」という
まったく新しい効果が実現いたしました。
メェ~~~~~~~。

さて、鳴き声混じりではございましたが、
だいたい言いたいことは言い終えました。
長い連休、ちょっとしたヒマつぶしに、
メールを1通出してみませんか?




※ 終了しました。


クリックするとヤギの鳴き声がします。
また、ごくまれに、
乗組員がマネをしたヤギの鳴き声がします。
ま、あまりお気になさらず。

※パソコンの環境によっては鳴かない場合があります。