気仙沼ニッティングの「MM01」
第3回抽選販売をスタートします

「ほぼ日ニュース」からこんにちは、
気仙沼ニッティングのです。

長らくお待たせいたしました。
ついに、
「気仙沼ニッティングが独立して、最初の販売がはじまります!」
というニュースをお届けできるようになりました。

本日8月28日(水)より、
MM01の抽選販売の受付をスタートさせていただきます!
気仙沼ニッティングのウェブサイト
で9月4日(水)午前11時まで受付をしています。

昨年12月、今年3月に続いて、3回目の受け付けです。
こうしてまた、新しいお客さまにMM01をお届けできることを、
私たちはとてもうれしく思っています。

お客さまからのご注文にあわせて
一着ずつオーダーメイドで編み上げるMM01は、
同じデザインを持ちながら、
ひとつひとつ個性を持った一点ものです。
私たちは、そんなMM01たちに名前をつけていくように、
一着ずつID番号をふっています。

最初の一着目は、MM01 – 0001 でした。
そこから、MM01-0002、MM01-0003・・・と続き、
現時点でMM01-0013 までが、
お客さまのもとにお届けされています。

MM01には、一着一着、ストーリーがあります。
どんなお客さまにご注文いただき、
どんな気持ちで編み手が編み、
お届けされてから、どんな風に着ていただいているのか。
一着一着に生まれていくストーリーを、
私たちは、いつも楽しみにしています。

MM01-0005は、ずいぶん長旅をしたMM01でした。
なんと、海を越え、
アフリカのジンバブエまでお届けされたのです。
5歳の娘さんと1歳の息子さんのいらっしゃる
日本人のご家族がお客さまでした。
アフリカは暑いんじゃないかな?
カーディガンを使うのかな?
などと思ったのですが、
ジンバブエには、冬があるのだそうです。
南半球なので、冬は6月。
気温は4度程まで下がるものの、
建物などが夏仕様にできているため、
朝夕は室内もずいぶん冷え込むのだそうです。
そんなジンバブエの冬に、
MM01を着て暖炉の火にあたりたい、とのことでした。

このご注文をいただいて、編み手の方は、
ジンバブエの冬が来る前にお届けしたい、
とまっさきに取り組んで、編み上げました。
編みながら、
「ジンバブエってどんなところなのかしら?」
と調べたり、
お客さまとお手紙のやりとりをしたり。
編んでいる時間も、楽しいひとときでした。

ちょうどジンバブエで冬がはじまるころ、
MM01-0005は、お客さまのもとにお届けされました。
気仙沼を出発してしばらくし経ち、
「ちゃんと届いたかしら・・・」と心配になるころに、
お客さまからメールが来ました。

MM01を受け取りました。
サイズもぴったりで、さっそく暖炉の前で着てみています、
生成りはふだん着ない色だけれど、
家族に似合うと言われてうれしいです。

とのこと。
そのメールには、生成りのMM01を着たお客さまと
ご家族の、とっても楽しそうな家族写真が添付されていました。

「サイズは大丈夫だったかしら・・・」と
ずっと気にしていた編み手の方は、
そのメールにほっと胸をなでおろし、
そのお客さまの家族写真を、大切に、
携帯の待ち受け画面に設定しました。
ふとしたときに、携帯をぱかっと開けて、
その待ち受け画面を見てにっこりします。

MM01には、一着ずつ、ストーリーが生まれます。
MM01-0007は、
気仙沼からはるか遠くの鹿児島にお届けされました。
MM01-0009は、冬の長い、青森に。
奥様を亡くされた70歳を過ぎるお父さんに、
いつまでも元気でおしゃれでいてほしいと、
離れて暮らす娘さんがプレゼントされたMM01もありました。

今回、受付をさせていただくMM01は、
MM01-0014、0015、 0016、 0017、0018、 0019、
0020、 0021、 0022、 0023、 0024、0025 
の12着です。

この12着のMM01を通じ、
どんなお客さまと出会い、
どんな物語がうまれていくのでしょうか。

私たちも、楽しみにしています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

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2013-08-28-WED