けなげな子のおはなし、 『すみれファンファーレ』に感動しました。

こんにちは。ほぼ日のです。
わたしは毎週土曜日更新の
『マンガでドミノ!』を担当しています。
『マンガでドミノ!』は、
「このマンガが好きな人にはこのマンガがオススメ!」
って感じで、つながる理由をみつけて
マンガをどんどんつなげていくコンテンツです。

毎週いただくドミノのおすすめ投稿メールは
ともだちに「これ、読んでみなよ。」と
すすめられているようで、
担当者の私は、毎週投稿メールをたのしみにしています。
アーカイブも本棚を見ているようでたのしいんです。

そんな私が、最近とっても感動したのが
『すみれファンファーレ』

まずは投稿メールをご覧ください。

一生懸命でけなげな女の子つながりで
松島直子さんの『すみれファンファーレ』を推薦します。

主人公の菫ちゃんは小学4年生。
両親が離婚して、お母さんと2人暮し。
お父さんにも、お父さんの新しい奥さんにも
もちろんお母さんにだって幸せになってほしくて涙する
心やさしい女の子です。

そんな菫ちゃんの夢は、小説家になること
「さみしいとか、悲しいとかって
小説家になりたい私への、人生からの贈り物かも…。」
なんて思いながら
みんなの笑顔が見たくて頑張る姿が
なんともけなげなのです。

菫ちゃんをとりまく人たちも魅力的。
家庭教師はお母さんの働くレストランのバイト君で
時にはお兄さん、時にはお父さんのように
優しく菫ちゃんに寄り添ってくれます。

その他にも、菫ちゃんに会うまでは
友達に恵まれなかったクラスメートや
買い物中に知り合った
(職業不明の)同じアパートのお姉さんなど

いろんな人に出会って
いろんな経験をして
いろいろ考える

そんな菫ちゃんの姿に励まされる
まさに応援のファンファーレのような1冊です。

(☆mina☆)

私は、投稿いただいて、
初めてこの作品の存在を知って読み始めました。
そうしたら、なんかもう、
涙がでてきてしょうがなくなっちゃって、
すごーく感動してしまったのです。

けなげにふるまう姿って
どんな人でも感動してしまうんですけど、
子供がけなげな姿は、大人からみたらもう、たまらなくて
抱きしめたいくらいにキュンとなりました。
そして、この感動を人に伝えたくてしかたなくなりました。

みんなに伝えたいと思うほどのいい作品と出会うことは
そんなによくあるわけじゃないんです。
ただ、一度、読んでみてほしいと心から思いました。
なので、毎週のドミノの枠をとびこえて
お知らせさせていただきました。

この記事をきっかけにでも、
いろんな人に読んでもらえたらうれしいです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。

これからも土曜日更新『マンガでドミノ!』を
ちょこちょこのぞきにきてくださいね。
みなさまのメールをたのしみにお待ちしてます。

 

2013-04-15 MON