今日の「ほぼ日」ニュースまとめ

日比谷で期間限定の公演やってます。
食事とサーカスがいちどにたのしめる。
観客も、はじめての体験です。
news!
「ルナ・レガーロ」に
行ってきたよ!


みなさんほぼにちわ、です。

世界レベルのパフォーマンスを、
目の前で、観る!


近いよ、ほんとに目の前!

そして、スターシェフのお料理を
次々に味わう!


こちらは、フレンチの鉄人
坂井宏行シェフのお料理が
運ばれてくるところ!

という、
日本初のエンタテインメント&レストラン
「ルナ・レガーロ〜月からの贈り物〜」が
ただいま日比谷で期間限定開催中です。

わたくし、ひと月ほど前に行われた
こちらのプレビュー公演に行ってまいりました。
会場が2名向い合わせのテーブル席だと
いうことなので、
1名、誘って向かいました。
誰を誘ったかといえば、
「ほぼ日」のストマック(胃袋)クイーンこと、
食べるの大好き、
どんなにボリュームのある食事でも
〆にいつもチョコモナカジャンボを食べてしまう、
ジャンボ・でございます。


日比谷パティオ特設会場前にて、
風に吹かれるジャンボ・タナカ。

こんにちはー。
一流のアクロバットのパフォーマンスと
お料理を同時に味わえる、
かつてないエンタテインメント空間です、
というご案内を
「『コルテオ』の裏側へ。」
お世話になった、フジテレビの浅野さん から
いただいたのは、2月でした。
「かつてないエンタテインメント」って、
いったいどんな感じなんだろう、と
参加した2月の記者発表。
そこでびっくりしたのは、
まず、スターシェフがあんな人数、
いっぺんに勢ぞろいしていたことです。
 
柿沢安耶さん、鎧塚俊彦さん、脇屋友詞さん、
ヒロ山田さん、陳建一さん、落合務さん、
坂井宏行さん、田村ヘさん、河合隆良さん、
菰田欣也さん、辻口博啓さんが勢ぞろい。
(笠原将弘さんは、この日ご欠席でした)
そーそー(机をバンバン叩く)。
あれは、お店のランチが終了してから
夜の仕込みまでの、わずかな時間帯を利用した
記者発表だったよね。
(そこに感心するんだ‥‥)
滝川クリステルさんはじめ、
サポーターのみなさんも
いらっしゃいましたが、
食中心の生活を送る我々、
勢ぞろいしたシェフに目が釘付けでした。
 
お店の予約もなかなか難しいと評判の、
憧れのシェフ。
お顔を見るだけで、
おなかがぐーぐーです。
そんな我々が注目したのは、
シェフたちの靴だったね!
そーそー(机をバンバン叩く)、
あの、活動しやすそうな靴。
 
みなさん実用的な靴でした。
あの靴で、
涙出そうになったよね。
おいしい料理をつくる人達は
やっぱり現場でバリバリやってんだね。
ふたり ‥‥‥‥(ぐー)。
「ルナ・レガーロ」は、
これら名店のシェフのお料理をいただきながら、
グレート・モスクワ・サーカスによる
ショーを楽しむ、というエンタテインメントです。
2010年10月17日までの期間、
シェフが4人ひと組のチームをつくります。
(その後、大阪公演、名古屋公演もアリ)
期間によって担当シェフが変わります。
くわしくはこちらをチェックしてくださいね。
我々が行ったプレビュー公演は、
1皿目が菰田シェフ、
2皿目がヒロ山田シェフ、
3皿目が坂井シェフ、そして、
4皿目が柿沢シェフでした。
記者発表のとき、
フレンチの鉄人、坂井シェフは
こうおっしゃっていました。
「こんな顔ぶれのみなさんと
 ひと皿ずつ担当してコースを組み立てていく
 前代未聞の仕事。
 しかも、400人のお料理をサーブします。
 とにかく緊張しています。
 中途半端なことは絶対にできません」
って。
その坂井鉄人が
プレビュー公演のとき、なんと
我々の隣の席でね。
 
ご本人の料理をすぐ横で食べることに。
緊張しましたね。
まず、記者発表で試食させてもらった
ヒロ山田シェフのお料理が
すごくおいしかったんですよ。
 
これでびっくりした。
 
タナカは真顔で
おかわりを要求してました。
だって、お料理が余ってたし、
全部食べたほうがいいかな、と思って。
プレス向けの試食でおかわりしてたのは
私たちだけでしたよ。
そんなわけで、当日、会場に入るまで
我々は料理のことばっかり考えていました。
 
着席するなりメニュー表をチェック。
私は前日に、サイト
お料理をすべてチェックしてから行きました。
記者発表であれだけおいしかったんだから、
鼻息は荒かったです。
だけど、サイトでは
「盛り」が小さく見えたので、
そこだけが心配でした。
「ほぼ日」の胃袋クイーンとしては
そこは重要ポイントですね。
で、結果は大丈夫だった?
パンも出してもらえたし、
バッチリでした。
最後にいつものモナカは食べなかった。
それはよかったです。
私は、ショーを見ながら食べるというのは、
どんな感じになるんだろう、と
ドキドキしてました。
いよいよプレビュー公演の幕が開く、
というときに、
サプライズで唐沢寿明さんが
いらっしゃいまして。
 
大大大好きなはずのシェフたちと、
唐沢寿明さん。
 
かっこいい‥‥。
ふたりで何だか、「キャー」と
言ってしまいましたね。
芸能人の方とお会いしたときの常套句
「顔が小さい、顔が小さい」を
めちゃ連発してました。
 
シャッターを押す頻度が激しくなりまして。
それまで、あまりこう、
気にはしてなかった方が。
だんぜん気になりはじめる瞬間。
こういうところに、
人生の落とし穴は
口を開いているんですね。
 
はるな愛さんの美しさも
ハンパなかったです。
だけど、こんなときでも私たちは
注目してたんですよね、
シェフたちの靴に。
特に、柿沢シェフの
ズボンとスニーカーがかわゆくて。
ぜったいに、この人のつくるケーキは
おいしいにちがいないと思いました。
柿沢シェフは
「ふだんケーキを食べない方にも
 たのしんでいただけるようなものにしたい」
って、おっしゃってましたね。
 
靴から判断して、
デザートに期待が高まります。
 
唐沢さんは、ここで退場ということで、
とても名残惜しい。
 
さて、ショーがはじまります。
パフォーマンスを
あれだけ近くで見るのは、
とても新鮮な体験でした。
 
表情や筋肉の動きまで見える近さです。
私がいちばんびっくりしたのは、
棒でポーンと飛ぶやつ!
ロシアン・バー。
あれ、すごかったね。
 
こういう細っこい棒の上。
歩くだけでタイヘンなのに。
 
ポーン、なんて。
 
クルッ、なんて。
 
シュタッ、なんて。
そーそー(机をバンバン叩く)、
感激しちゃった。
隣の坂井鉄人も、写真撮ってた。
 
撮ってた。
私は、はじめて見たパフォーマンスの
アイカリアン・ゲームがいちばんかなぁ。
人間を足裏で高速回転!
 
すごい足技。
 
くるんくるんする。
ショーの見どころや
お料理の紹介を、
さっきまでカッコよかった唐沢さんが
VTRで出てきて紹介してくれるんです。
 
唐沢さんが別の姿で。
「ルナ・レガーロ」のマスター、
という設定でした。
おヒゲと、すごい髪型でね。
あのお姿、かなりすごかった。
ツボにはまりまくりました。
そして、よけいファンに。
そーそー(机をバンバン叩く)。
そして、期待高まった、お料理。
 
1皿目を前に、うれしさを隠さない。
食事は「ショーを見ながら」ではなく、
ショーとショーのあいだに運ばれてきて食べる、
というスタイルでした。
ですから、食事にもちゃんと集中できます。
ひと皿め、食べ終わって
真剣味が増しました。
ヒロ山田シェフの焼きリゾットが印象深い。
 
これ、これ。
これはお皿いちめんに広がるくらい
量があってもいいよ、と思いました。
 
フォアグラのペーストが載ってました。
坂井鉄人のメインは、
不思議なものがいっぱい入ってたね。
 
仔牛のタン、仔牛のバラ肉、
西洋ごぼう、人参、里芋、
ブロッコリーがごろごろ。
「何? お肉が数種入ってる?
 シチューなのにこれはゴボウ!」
なんて、興奮しました。
おしゃべりしながら食べられるから
それもよかった。
で、最後はふたりで
「デザートがたのしみ」「デザートがたのしみ」
と、うわ言のようにつぶやきましたね。
そーそー(机をバンバン叩く)、
デザートがなんと、アイスだったの!
400人前を出す状況で
アイスって、勇気あるよね!
 
柿沢シェフの、野菜のアイスです。
左上の三日月は、
パイナップル・ジンジャーゼリー。
「最後のひと皿なので、
 五感を使って楽しめて、記憶に残るものを」
って、柿沢シェフ、
コメントされてました。
ああ、柿沢シェフ、
ズボンもコメントも最高。
あのアイス、みんなに食べさせてあげたい。
デザートって、やっぱり
すべての記憶を塗り替えて残しますね。
残しますねぇ。
 
嬉々としてデザートを食べ終える。
私は、400人前のお料理をどうやって出すのかな、
というところにも
興味津々だったのですが、
冷たいものは冷たくて、
あったかいものはアッツアツで、
すごいなぁ、と思いました。
 
サービスがスムーズでした。
じつは、我々、
開場前にも特別に
場内に入れてもらったんです。
そうそう、はじめてのお客さまを迎え入れる前、
いちばん緊張する時間帯です。
あの真剣なバックヤードを
一瞬でも垣間見ることができてよかった。
 
配膳スタッフのみなさんが
最後のミーティング。
スガノさん、勝手に
ミーティングに入っちゃってるんだもん。
 
熱心に参加。
「とにかく400人の食事を
 いっぺんに持っていくのです、
 いつも以上に
 目的を持ってスムーズに動いてください」
「大きな音が聞こえたり、
 足もとが見えなかったり、
 いつもとはちがう状況でしょう。
 しかし、みなさんがんばりましょう」
と、リーダーの方はおっしゃっていました。
 
「目的を持ってスムーズに」メモ、メモ。
アクロバットのパフォーマンスと
食事を組み合わせた
エンターテインメントショーって、
海外では珍しくないイベントのようですね。
うん。でも、日本では馴染みがないし、
たのしみかたも確立されてないでしょう。
型がよくわからないものについて
あれだけたくさんの著名なシェフを集め、
アクロバットもモスクワの本格的なもので
やろうと決めて、
実現まで持っていくのはすごいなぁと思いました。
 
こちらも開演前の風景です。
今回の演出は
フジテレビのバラエティ部門が
担当されたそうです。
唐沢さんがVTRで出てこられたり、
ショーのあいだに解説があったりして、
「テレビっぽい」たのしさを
味わうこともできました。
みんながはじめてのことです。
 
お客さんも、スタッフも
みんながはじめてのことです。
お客さんといっしょに
たのしみかたをつくりあげていこうとする
はじめのウキウキした感じというのかなぁ。
あたらしいエンターテインメントの
姿を作っていく瞬間というか。
 
第一歩が大事なんだなぁ、と。
うん。
期間限定の開催ですが
ご興味ある方は、ぜひ
こちらをごらんくださいね。
写真を見返すと、やっぱり
おなかすいてきたね。
うん(ぐーぐー)。
柿沢シェフのお店
ケーキ買いに行ってこようかな‥‥。
行こう、行こう(机をバンバン叩く)!
ふたり それでは、また!
2010-06-02-WED
 
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