いつもくちびるに、季節の風とラブソングを。
こんにちは、恋歌くちずさみ委員会です。

あまずっぱい企画は、とっても好評!
たーくさんの、おたよりがとどいています。
みなさんの、
たいせつなたいせつな思い出の「恋歌」、
どんどん紹介していきますね。
なのでどしどし、おたより(メール)くださーい!

そうすると夫がね、
黙りこむのです。
(投稿者・嫁)

『幸せであるように』
 歌/FLYING KIDS

 1990年(平成2年)
 

My恋歌ポイント

幸せであるように心で祈ってる 幸せであるように心で祈ってる

ちょっとだけ時代が新しくなりますが
今まで紹介された恋歌の数々に
劣らない名曲だと思います。

名曲なので、
今でもときどきラジオなどで流れます。
そうすると夫がね、黙りこむのです。
会話の途中でもぷつっと黙って、
曲が終わるまで
じっと聞き入っているのです。
たぶんちょっとだけ泣きそうでもあるのです。
終わると「名曲だ‥‥」と言います。
何を考えて聴いてるのか
知らないし尋ねたこともないのですが。
仕方ないなぁと思って、
こっちも曲が終わるまでは
話しかけたりしないで待っています。

My恋歌じゃなくて、His恋歌です。

うーーん、そうきたか、と
新機軸にうなった投稿です。

この曲を聴くと、夫が黙り込む。
おそらく、彼の「恋歌」だけど、
なにも訊かずに、
曲が終わるまで待っている。

ああ、いいなあ。
またしてもすばらしい投稿を
どうもありがとうございます。

「私の恋歌」じゃなくて
「彼の恋歌」だと投稿にありますが、
そこにある風景、ぜんぶを含めると、
この『幸せであるように』は
投稿者の方とだんなさんの
「ふたりの恋歌」であるように思えます。

だって、それを感じ取って、
「仕方ないなぁ」と思って
黙っているというのは、
十分に、恋の風景だと思えるので。

それはそうと、
平成の歌ってはじめてかも?

 

そうかも、
平成の歌ははじめてかも?

フライングキッズのこの曲は、
たしかに名曲だと思います。
ぜんぶではないけれど、
サビを中心につるっと歌詞が出てきます。
ボーカルの浜崎さんの目つきがよかったなあ。

ともあれ。
ほんとに、いい投稿。
ひゅーひゅー、です。
「話しかけたりしないで待っています。」
っていうのがすてきだなぁ、と。

「‥‥この曲に何か思い出が?」
とかね、
そういうことを訊かないところが、いいです。

コンパクトだけれど、
たっぷりと流れる時間を含んだ、
なんてゆたかな投稿だろうと思いました。

すごい。
「会話の途中でもぷつっと黙って、
 曲が終わるまで
 じっと聞き入っ」ちゃうような曲、
じぶんには、ないものなあ。

この場合、歌詞の内容から
彼にどんな思い出があるのかを
やじ馬が詮索するのは野暮ですね。
だって(嫁)さんが、
そんなことしていないものね。
夫君にしてみれば
歌詞の内容だけじゃなくて、
当時のね、1990年なのかな、
その頃の「ぜんぶ」が
よみがえってくるような曲なのかもしれないし。
ちなみに1990年っていうのは
ブッシュとゴルバチョフの時代で、
ローリング・ストーンズと
ポール・マッカートニーが初来日して、
東ドイツと西ドイツが統合して、
フジモリ大統領が就任して、
任天堂がスーパーファミコンを発売した年です。
(調べてみました。)

FLYING KIDSは
イカ天の初代グランドキングです。
で、この曲がメジャーデビュー曲。
PVにはデビュー前の
鈴木蘭々が出てるんだよ(たしか)。
あ、イカ天っていうのは、
「いかすバンド天国」っていう
三宅裕司さん司会の、
バンド系オーディション番組です。
二代目グランドキングが「BEGIN」で
三代目が「たま」だよね。
いろいろリアルになつかしいなあ。

(嫁)さん、
わかります!
わたしもなぜうちの旦那が
カラオケで毎回
チャゲ&飛鳥の
『モーニングムーン』を
歌うのか、わかりません。
その理由を聞いたこともございません。
うちの場合は単に
好きだからかもしれないけども‥‥
なんかね‥‥微妙で‥‥

それではまた、来週!

2011-11-05-SAT

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