いつもくちびるに、季節の風とラブソングを。
こんにちは、恋歌くちずさみ委員会です。

あまずっぱい企画は、とっても好評!
たーくさんの、おたよりがとどいています。
みなさんの、
たいせつなたいせつな思い出の「恋歌」、
どんどん紹介していきますね。
なのでどしどし、おたより(メール)くださーい!

大声で名前を
叫びました。
(投稿者・燃えたナツコ)


『YOUNG MAN』
 歌/西城秀樹
 
1981年(昭和56年)
 

My恋歌ポイント

 すばらしい
 YMCA YMCA
 ゆううつなど 吹き飛ばして
 君も元気だせよ
 そうさ 
 YMCA YMCA
 若いうちはやりたいこと
 何でもできるのさ

恋歌といえるのか、わかりませんが
夏の高校野球の応援歌でした。
決して強くはない母校でしたが
なぜか県大会の野球応援は1回戦から
在校生のほとんどで
応援に行きました。

炎天下の中、当時は日焼けも気にせず
(もちろんノーメイク)
大声で選手の名前を叫びました。

この歌と共に当時の選手の名前も
しっかり覚えています。

名前しか知らない選手は
下級生みんなの憧れの先輩でした。

大声で名前を叫び、
ヒットがでればこの歌をみんなで歌った 
仲間との青春の映像が
今も鮮やかによみがえります。

さ!
気をとりなおして、
ヤングマンです!

名前を惜しげなく叫べる。
応援ってすごくいいですよね。
相手をよく知らないのに恋しちゃってた
あのころ‥‥センパイ‥‥ヤングマン!

↑スガノが何から
「気をとりなおして」
と言っているのかというと、
前回の恋歌で永田から
「女子の言い逃げ!」
って言われたこと、から、
だそうですよ。
もう、まったくみんな、
小学校高学年か、中坊じゃーん!

それはともかくですね、ヒデキですね!
これが恋歌に? と思って
読み進めてみましたら、
なるほどそうでしたか、
「夏の高校野球の応援歌」‥‥
ああ、それは暑くせつなくあまずっぱい‥‥
球児の側にも、あるんだろうねきっと。
「彼女、応援席に来てるかな」
なんてね。
「ちぇっ、なんだよ、
 応援してるの、あいつかよ!」
とかね。
で、負けちゃったりしてね。
吉田秋生さんの短編「最後の夏」を
思い出しましたよー。

それにしてもこのジャケ写すごいね。

さわやかな投稿! 柑橘系の恋心!

ところで武井さんが間接的にせよ
野球の話をしてるのがおもしろーい。
(シェフは野球をまっっったくしらない)

で、高校野球の話となれば
永田さんが黙ってないだろうし、
今回の投稿者の秀逸なペンネームについても
このあとひと山あるだろうし。
ひとまず、このくらいのコメントで様子をみます。

そう、高校野球の応援歌は、
どういうわけか
くちずさみ世代の歌が
脈々と受け継がれているのです。

どうして時流に合わせて
刷新されないのか、
謎ではありますが、おかげで、
「なにこの曲?」みたいなことにも
ならなくてすむのです。

ざっと挙げてみると、まずは
山本リンダさんの『ねらいうち』、
岩崎良美さんで『タッチ』、
くちずさみ世代的には新しい歌で
真心ブラザーズの『どか〜ん』。

このあたりが、毎年夏になると
甲子園の銀サンにこだまするのです。

♪くーもーはーわっきーー
 ひっかりあふぅーれーてーー

ところで、山下さんが言うように
(燃えたナツコ)さんの話を
しましょうよ。
このコーナー、
みなさんのペンネームがもう、秀逸で。

そうそうそう、ペンネーム!
ハンドルネームじゃなくてペンネーム!
(燃えたナツコ)
この名前を読み上げた瞬間、
くちずさみ委員会は、もう、
胸がいっぱいになって大爆笑ですよ。

あとさ、あとさ、
残念ながら採用を見送ったけど、
(燃えたナツコ)さんの他に、
(ペガサスの朝子)っていう
ペンネームの方もいらっしゃってさ!
もー、よっぽど、
そのペンネームだけのために
採用しようかと思ったほど。

(ペガサスの朝子)って!
(燃えたナツコ)って!

ああ‥‥またしても一部世代以外の
読者をおいてけぼりの予感‥‥。

(ペガサスの朝子)
このネーミングにはしびれた!

まったくピンとこない方のために書くと、
『ペガサスの朝』という恋歌があるのですよ。
♪ハロー・グッディ・サンライズ
 朝も生まれたて〜

ちなみに(燃えたナツコ)は、
『燃えろいい女』という
これまた力強い恋歌があって、その歌詞に
♪燃えろ 夏子〜
っていう部分があるのです。

説明ばかりも野暮なのでこのへんでやめますが、
とにかくこういう、
工夫されたペンネームがたまらないんです。
なんだろう、やっぱりこれって、
「ラジオの深夜放送」の記憶がよみがえるのかなぁ。

ツイストも五十嵐浩晃さんも
「あるあるぅ!」なんだけど
恋歌はこれだから投稿曲はこれ、
っていうこともあるのかな。
この恋歌コーナーには
パッと出てこないけど
くちずさめる歌というのはもう、
いっぱいありますよね。
我々はそれを「つるつるソング」と
呼んでいます。
なぜならつるつると歌えるから。
自分でも驚くほどに。

世良公則&ツイスト
(&は、「と」じゃなくて「あんど」と読んでね)も
五十嵐浩晃も、
なっつかしいねー。
ザ・ベストテンだよね。

ペンネームつけたくなってくるね。
シェフあらため「ルビーのゆびお」とかどう?
「万里河男」とか、
「赤いスヌーピー」とかは?
って言ったら、永田が
「いっそ『カサブランカ・ダンディ』とか、
 直球もいいよね」と。
なるほど。じゃ
「スニーカーぶる〜す」にしとこうかな。
「〜」が大事だよ。ひらがなだよ。
なんの話だ。

ヒデキについては、
じつはオフコースのカバーしてたよねとか
寺内貫太郎一家とか
ヒデキ+ゴロー+ひろみで新御三家とか
だったらカックラキンだろうとか
ハウスバーモントカレーだよねとか
妹コンテストでデビューしたのが河合奈保子だとか、
ギャランドゥはもんたよしのりだとか、
当時の小学生は「西城おでき」って
くだらないギャグ言ってたよとか、
のくしゃみはヒデキっぽいとか、
いろいろ話すことあるんだけどなー。

でもま、またの機会に!

2011-06-03-MON
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