ITOI
ダーリンコラム

<あ、ロボットかよ。>

冬の休みになったうれしさに、
「休み用のいい顔」をしていたら、
ふと、明日が月曜日だということを思い出した。
月曜日も休みなのだけれど、
『ダーリンコラム』が掲載される曜日なのだ。
それをいま思い出したということは、
これから書かなきゃいけないということだ。

しまった‥‥頭のなかに、
ちょっとでも入れておけばよかった。
「休みになったばかりの日曜日には、
 『ダーリンコラム』を書くことになるから、
 いい顔なんかしてるんじゃないぞ」
と、じぶんに憶えさせておけばよかった。

しょうがないから、
軽く先日していた雑談のことを書こう。

『サロゲート』という映画がもうじき公開されるらしい。
ブルース・ウィリス主演で、
ロボットだらけの未来社会が舞台だという。
「そんなことにはならないですよねぇ」
なんて話しているうちに、
「いや、まてよ」と思った。

こんなルールでできている人間型ロボットがいるとする。
約束の時刻きっちりに集まって、
目的どおりのことをして、
終わるようにセットされていた時刻に終了し、
人に迷惑をかけないよう信号を守ったり、
列を乱さぬように注意しながら家に帰る。
あらゆる行動は、予定されている。
他人に見られて困るようなことはしない。
むろん暴力はふるわない。
むろん酒をのまない。
むろん不適切な恋愛などしない。

念のために、作家アイザック・アシモフによる
「ロボット三原則」を記してみよう。

第一条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。
    また、その危険を看過することによって、
    人間に危害を及ぼしてはならない。
第二章 ロボットは人間にあたえられた命令に
    服従しなければならない。
    ただし、あたえられた命令が、
    第一条に反する場合は、この限りでない。
第三条 ロボットは、前掲第一条および第二条に
    反するおそれのないかぎり、
    自己をまもらねばならない。
(ウィキペディアより引用)
なるほどねー。

で、思ったというのは、
ご想像どおりなんだけれど、こういうことよ。
「これ、ロボットってことばで言ってるの、
 ‥‥オレじゃない?
 っていうか、オマエじゃない?」
そうだわ、昭和のころだったらちがうかもしれないけど。

‥‥人間って、どんどんロボットになっていくのかね。
なってきてるもんなぁ。

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2009-12-28-MON
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