コロッケ地図。
うまいコロッケを食べ歩きできる旅。

<コロッケ特派員レポート〜新潟篇>

こんにちは。
最近、飲むと記憶を飛ばすことが多くなったことで
お馴染みROCK西本です。
二日酔いであるはずなのに、やたら元気がいいのは
昨日飲んだらしいイグアナ酒のせいだろうか?

今回のコロッケレポートは
新潟県の溝橋京子特派員からのレポートです。
新潟県は長岡市の2軒のコロッケ屋さんを
レポートしてもらいました。
なんでも、今回のレポートを作成するにあたって
お店に売ってあるコロッケを全て買ってきたそうです。
溝橋特派員のメールによると

2軒のコロッケ屋さんには、
とてもたくさんの種類のコロッケがあるので、
2個づつ買ってきたら冷蔵庫がコロッケだらけ。
朝揚げて、写真撮ってお弁当に。
夜揚げて、写真撮って食卓に。
我家は数日コロッケ、コロッケ。
「♪今日もコロッケ、明日もコロッケ〜♪」
この歌を知っている人も、
まわりにいなくてちょっと淋しい。


う〜ん。
溝橋特派員、その歌はぼくも知らないです。
(すんません。)
曲を知らないことはさておき、溝橋特派員!
様々なコロッケを画像に押さえてくれたのは
うれしかったなぁ。
大変だったことでしょう。

それでは溝橋特派員ぃよろしくぅ!



取材レポート
取材日  2000年11月21日(火)
天 気  雨 冷たい秋雨でした。
気 温  5度 

11月の新潟は毎年雨の日が多く、
1年で一番嫌いな季節です。
「もうすぐ雪を降らすぞ!」と脅しにきているような、
冷たい雨と風。
「雪おこし」と呼ばれる雷も一緒だと、
間違いなく次の日は初雪です。
長岡在住30年というオーストラリアの神父さんが、
「11月の雨がとても嫌いですが、
 永年暮らすうちに慣れました。でも長岡人の性格の暗さは
 何年経っても慣れません。」
とおっしゃっていました。
仕方ないよ、
冬の間お日様なんてめったに見られないんだから。
性格だって暗くなるさ。
亡くなったうちのおばあちゃんなんて、
「お日様がお照らしになっている。」
なんて、太陽に敬語を使っちゃうくらいなんだから。
ミッションを決行した日も、
長岡の秋を象徴するような雨の一日でした。
お天気は最悪でも、お店の方々の対応は
とても暖かかったし、
厨房でコロッケまで食べさせていただいたし、
「ほぼ日」のおかげと感謝です。


自宅の前で、ナビのスイッチを入れたところ

まず、私が「ほぼ日」に推薦した関要精肉店に
行ってみることにしました。
ほぼ日への推薦文はこんな感じでした。

関要精肉店 肉屋型
歌手の小林幸子さんが、
「しゃれたコロッケより、実家の肉屋で作っていた
 典型的肉屋さんコロッケが今でも好き。
 冷えたらフライパンで軽く炒めて食べるのが最高」
と言ってたことがありましたが、
この関要コロッケも典型的肉屋さんコロッケ。
ちょっと郷愁を誘う。
たった一つの自慢は種類が多いこと。
ポテト、カボチャ、グラタン、おまけに納豆まで
コロッケにしてしまっている。
納豆コロッケがなかなかいける。
夕方は店の前の狭い路地が車で
いっぱいになっているからファンも多い。

コンパスリンクにセットするために電話をかけると、
画面にきれいなお姉さんが現れます。
ナビ 「はい、コンパスリンクの○○です。」
私  「長岡市日赤町の関要精肉店お願いします。」
お姉さんの声がとぎれとぎれになるので、
マイクに口を近づけて
「もしもし、聞こえますか?」と大声で叫んだら、
「お客様のお声はよく聞こえております。」
と言われてちょっと恥ずかしかった。


これがお姉さんです

ナビ 「では、関要精肉店にセット致しました。
    お気をつけていってらっしゃいませ。」
私  「はい。ありがとうございました。」

では出発です。

右折、左折のときは、画面が2画面になって、
交差点付近の地図が拡大表記されます。

右折や左折をするときに表示されている
ガソリンスタンドやコンビニなどのマークは、
曲がるときの目印になるようにと
大きく表示されていると思うのですが、大きすぎちゃって、
あたかも角にコンビニなどがあると勘違いしちゃいそう。
実際は交差点から少し離れた位置にあって、
車からは見えないことも多いのです。


こんな感じです

知っている道なので、迷うことはなかったのですが、
知らない土地に行ったときはちょっと不安だなぁと
思っていると関要精肉店に到着しました。



おばあちゃんを中心に、息子さんや、お孫さん、
お婿さんなど、ご家族で仲良くお店をきりもり
していらっしゃいます。



このお店の常連さんたちが口を揃えて、
「いつ行っても、気持ちよい接客をされる。」と
おっしゃるのも、頷けます。



コロッケを作りつづけて50年のおばあちゃん。
今でも、「ポテトコロッケ」は
おばあちゃん担当です。
たくさんの種類のコロッケの中でも
No.1の人気だそうです。



コロッケやグラタン、ポテトサラダなど、
種類の多さにも驚きます。



お惣菜も評判です。
私は、ジャーマンポテトや生春巻きがお気に入り。
昔懐かしい「くじらの大和煮」を
牛肉で再現したものは、お酒のおつまみにもピッタリ。



お店の前には、
「本日のおすすめ」のボードが。
「この花は僕が育てているんだよ。」とご主人。
誰も誉めてくれなくて、寂しいとおっしゃる
かわいいご主人でした。

我家は祖母の代まで和菓子屋でした。
40歳で亡くなった祖父に変わって家業を引き継ぎ、
4人の子供を育てた祖母と、
関要肉店のおばあちゃんはどこか似ています。
「勤め人は定年で終わり、職人は死ぬまで現役。
 この手があれば食べていけるのだから、手はお宝だね。」
という祖母の言葉を聞いて育ったのに、
子供も孫も家業を継がすに勤め人になってしまった
我家に比べ、家族全員でおばあちゃんを
盛りたてている姿は、ちょっと羨ましくもありました。

(ここをクリックすると
 関要精肉店のコロッケ一覧が出るよ)


店 名  関要精肉店
住 所  新潟県長岡市日赤1-2-11
TEL  0258-32-1687
営業時間  午前7時〜午後7時
定休日  日曜・祭日



コロッケ特派員としての使命に燃える私は
さらに長岡市にある間野精肉店をレポート
することにしました。
このお店は甘党の友人が薦めてくれたお店で、
「あんこコロッケ」というのがあるらしい?
それってほとんど「あんドーナツ」じゃないか?
という疑問はさておき行ってみました。



間野精肉店外観

先月急死されたお父さんの味を受け継いで、
息子さんとお母さんのお二人で頑張って
いらっしゃいます。



地元のテレビ局の、「おいしいコロッケ特集」
にも紹介されたことがあるそうです。



普通サイズやお弁当用のミニサイズなど
たくさんの種類のコロッケが並びます。
コロッケの揚げ方をとても詳しく教えて
くださったおかげで、うまく揚げることが
できました。
甘党の友人イチオシだった、「あんこコロッケ」。
最初聞いたときはギョっとしましたが、
このミッションを機に思い切って試してみたいと
思っていたのに、ご主人が急逝されたため、
しばらく製造中止とか。
後を継がれた息子さんが製造再開されたら、
試食してみようかなぁと思いました。
でも、基本的にはビールに合わないコロッケは
好きになれないな。

店 名  間野精肉店
住 所  新潟県長岡市大手通2-3-5
TEL  0258−32−0596
営業時間  午前9:30〜午後7:00
定休日  毎週水曜日



(ここをクリックすると
 間野精肉店のコロッケ一覧が出るよ)




溝橋特派員御苦労であった!
寒い中、大変だったことでしょう。
今回はコロッケの写真がいっぱい集まって良かったぁ。
ぼくの知り合いもこのコーナー読んで
晩御飯をコロッケにしたことがあるっていってたけど、
今回はその気持ちを加速させるだろうねえ。
個人的には関要精肉店は納豆コロッケが気になったなぁ。
CoCo壱番屋ではみんなに嫌な顔をされても
必ず納豆カレーを頼むぼくですから。
一方、間野精肉店の「あんこコロッケ」製造中止ってのは
ちょっと残念だなぁ。
「さつまいもコロッケ」ってのもあるくらいだから
間野精肉店は甘党にうってつけの
コロッケ屋さんなのかもね。

おいらもコロッケ特派員やってみてえぇ!
という立候補。
コロッケ屋に行ってきたよ!
という報告がありましたら、
cro@1101.comまでメールください。
それじゃあねえ〜!

2000-12-05-TUE

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