カルタ・ド・ニッポン



第40回 様々なセンスが集まっています。

鹿せんべいを 食べてみた
  (リョーコ)

パリッと、せんべいをかじる音。
彼の目の前には数頭の鹿がいて。
鹿は彼を、見ているのでしょうねえ‥‥。

さりげなく立てた小指にも
しみじみとした味わいを感じつつ、
はじまっております「カルタ・ド・ニッポン」。
「取り札」は、ぜっさん募集中です。
下のほうにある「投稿のルール」を読んで
どしどしご応募くださいね。
ナイスな「取り札」が届いたら、
順不同でランダムに、ここで発表いたします。

それでは今回も、
「取り札」の紹介を続けてまいりましょう。
それぞれに個性的で、
ほんとにいろいろな「センス」が集まっていますよ!

空中でもまぜる 納豆
  (トモ)

まさしく、空中でまぜています!
ネバネバと重くなりそうなこの題材が、
じつに軽やかに表現されていますよね。

寺! 寺! 寺!
  (バタコ)

「日本にはお寺が案外たくさんある」
というこの読み札本来の内容からは
ちょっとはなれた解釈ですが、おもしろいので掲載。
それにしても、
なぜこの3人がCDデビューを?
あ、いや、デビュー盤じゃないですよ、これ。
「2ndアルバム」って書いてある。
ユニット名が「BOUZ」って(笑)。
アルバムのコピーが
「寺に生まれてよかった」って(笑)。
すばらしい!

カレーうどんが ある国よ
  (リョーコ)

うーむ‥‥
(リョーコ)さんの画力、すばらしいですね。
今回の冒頭の作品も(リョーコ)さんです。
「カレーうどんを食べたのは女子高生」
という設定も、今っぽくていいと思いました。
食べますからね、女子高生だって。

私のからだは うどんで作られているの
  (さやか)

そして、(さやか)さんからは、
こんなに大胆な作品が。
素直にそのまま、
「うどんでできた女性」を描いてくださいました。
‥‥すごいなぁ(笑)。
よーく見ると、女性のからだの中に、
「うどん」という文字が隠れているんですけど、
わかります?

名案なければ あみだくじ
  (小松)

淡々とした味わいのある「取り札」です。
「だるま」「さかな」「ハンガー」「なし」。
これらがどんな名案になるのでしょう?
シュールなのも、なかなかいいですね。

山を見て 遠くに来たなと 東京人
  (T)

写真の「取り札」です。
わかりやすいですね、とてもわかりやすい。
でもメールには、
「友人らと行った熊本県の阿蘇山にて」
とありました。
‥‥熊本。
東京人にとってはほんとに遠くなんですけど‥‥。
まあ、よしとしましょう。

はやくなるジャンケン
  (くみ)

爽やかなタッチで、スピード感もあって。
なかなかナイスな「取り札」ではないでしょうか。
カルタになることを考えて、
右上に文字が入るスペースがきちんとあるのもナイス。
真面目で明るい「取り札」だと思いました。

りんごはいつも うさぎちゃん
  (sue)

こちらもやはり、
真面目で明るい「取り札」ではないかと。
右上にきちんとスペースもあります。
「うさぎりんご」を描くだけではなく、
バニーガールを組み合わせるというアイデアも、
カルタらしくてかわいいですね。

駅弁は別腹
  (まほあさひ)

駅弁はおそらく、富山の「ますのすし」かと。
よく見ると、この人物は奥のほうで寝てるんですよ。
おなかを大きくして横になってる。
つまり、満腹でダウンしてるんです。
その人物が、ガバッと起き上がって
「いただきます」。
まさしく「駅弁は別腹」という「取り札」でした。

さかさ富士 ぱんつのように 見えなくもない
  (缶)

横に描かれたブリーフには、
ちいさくて読めないでしょうが
「3−2 ふじもと」
と名前が書かれています。
さかさ富士を見た彼が、
ふじもとくんのブリーフを連想して、
なぜに頬を赤らめているのか‥‥。
よくよく考えると深いテーマがひそむ一枚でした。

6月がなけりゃ 米はねえ
  (まおう)

言いたいことを
きっちりと言っている「取り札」です。
雨の中にスックと立つ「米」。
その口元に、意思の強さを感じました。

ライスとパン どちらにしますか
  (文山堂)

シンプルで、よいと思います。
具体的に説明するのではなく、
こうして象徴的に表現するのもひとつの方法ですよね。
どうして頭にのせているのかは謎ですが、
なんだか印象に残る作品でした。

便座で感じる 秋の気配
  (ここ)

しみじみした雰囲気の「取り札」なんですが、
全裸って(笑)。

ねこよ、どこへゆく
  (yucca)

猫の写真の「取り札」は、
まだまだ届いています。
そんな中でもこれはちょっと新しいですね。
後ろ姿で「どこへゆく」ではなくて
正面写真でそれを表現し、
そしてそれが成功しているのではないでしょうか。
なかなか「どこへゆく」感じに見えますよねー。
「ねこよ、どこへゆく」の「取り札」、
ちょっとおもしろくなってきたので
まだまだ投稿をお待ちしています。

ねこよ、どこへゆく
  (Nat)

そして今回のラストも、
イラストの「ねこの取り札」で。
リュックを背負って、
都会に山に、ねこはゆく。

まだまだ「取り札」の発表は続きますが、
今回はこのあたりで。

決定済みの「44枚の読み札」をながめて、
なんとなーく絵柄を思いついたら、
「描いたり」「撮ったり」してみませんか?

決定した44枚の読み札はこちら↓

ほぼ日カルタ・全読札
※きわめてニッポン的な音がしますのでお楽しみに&ご注意を

ぜんぶの読み札をサクッと見渡せる
テキスト版はこちらでどうぞ。  

応募方法のくわしくは、
下の「投稿のルール」をよくお読みくださいませ。

老若男女プロアマ問わず、
ふるっての投稿を、お待ちしています!
あなたの「絵」が、ほぼ日のカルタになるかも?!

投稿のルール

募集するのは「取り札」

カルタは「読み札」と「取り札」に
わかれているわけですが、
ここでは「取り札」のほうを募集します。
つまり、絵が描いてあるほうの札です。

『ほぼ日本カルタ・全読札』の取り札を

「取り札」にする作品は、すでに選ばれている
44枚の「読み札」の中から選んでください。
ほかの「読み札」の「取り札」をつくっても
無効になりますよ。

イラストもしくは写真の作品を

「取り札」は、イラストか写真のいずれかで投稿できます。
ただし、もちろんのことですが、
オリジナル作品に限ります。
イラストは「自分が描いた絵」を、
写真は「自分で撮った写真」をご投稿ください。
いわゆる「インターネットでみつけた画像」
のようなものはNGです。
また、人物が写りこんでいる写真の場合、
必ずその被写体の方に使用目的を説明して、
了解を得てから、送ってくださいね。

できればタテ位置の作品を

一般的に、カルタはタテにちょっと長い
長方形のかたちをしています。
ですので、お送りいただくイラストや写真も
できるだけ「タテ位置」がうれしいです。
また、カルタは札の右上の部分に
「あ」などの一文字が入りますので
(掲載時にこちらで入れます)、
そのスペースもイメージしながら
作品をつくってくださいね。

ハンドルネームを忘れずに

「詠み人しらず」という考えかたで
たのしくすすめた「読み札」の投稿でしたが、
「取り札は作者のお名前をお出ししませんか?」
と、現時点ではなっております。
また「決定札」の作者には、
「相応によろこんでいただけそうなプレゼントを!」
というアイデアも出ております。
これらについては、あらためてくわしくお知らせしますね。

投稿方法

最後に、これが肝心、たいせつな投稿方法です。
投稿はすべて、
メールに画像データを添付するかたちで受け付けます。
宛て先のメールアドレスはcarta@1101.com
(下の「カルタを投稿する」をクリックすると、
 自動的にその宛て先で投稿できますよ)
画像のサイズはできれば1辺が640ピクセル以上で。
よくわからないかたは「大きめ」と思えればOKです。
とはいえ、データの重さは500キロバイト以内を
目安にしていただけるとうれしいです。
画像形式はJPEG、PICT、Photosop、BMP、
TIFF、pngなどでお願いします。

2009-04-03-FRI
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