第2回 どしどし届いてます!

届いております!
おととい、6月25日にスタートしました
この「カルタ・ド・ニッポン」に、
たくさんの「読み札」が続々と(今も)届いています!

さっそく、ひと札ご紹介いたしましょう。
お題の「富士山」で詠まれた歌です。

さっくりと すくって食べたい 富士の白雪

はい、きれいですね。
たたえる雪を、かき氷に見立てて。
風景が目に浮かびます。

かと思えば、こんな「読み札」も。

さかさ富士 ぱんつのように 見えなくもない

なるほど、たしかに、なくもない!

ところでみなさん、お気付きでしょうか?
ここまでの2枚の「読み札」に
「詠み人」の名前が記されていないことを。
じつは、そうなんです、これは意図的なことなのです。
投稿者のハンドルネームを出さない、
という方針がついさきほど決まったのです。
この決定の経緯については、
「ほぼ日本カルタ委員会(仮)」委員長・糸井重里の
ことばをお聞きください。

「詠み人しらずのパワーに期待したいんです。
 『万葉集』もそうじゃないですか、
 詠み人しらずの詩がたくさんあるでしょう。
 そういう“無名の知”を集めるようなことが
 このカルタで、できると思うんですよ。
 で、そっちのほうが、きっとみんなもたのしい。
 だからそう‥‥ハンドルネームは無しでいきましょう」

「カルタ・ド・ニッポン」では、
投稿者のハンドルネームを表記しないことになりました。
たいせつなことが、ひとつ決まりましたね!

引き続き、富士山の「読み札」を。
3枚続けてまいりましょう。

富士山と 聞けば目覚める 新幹線
銭湯の富士を 眺めてフルーツ牛乳
富士山は 夏は黒くて 絵とちがう

ちなみに「富士山」をテーマにした「読み札」で
こんかい最も多かったのは、
“乗り物のなかから見た富士山”でした。
次に多数だったのが、“銭湯の富士山”。

それはそれとして、
また気になるマークが出てきております。
“これキープ”って‥‥?。

「カルタ・ド・ニッポン」には、
しっかりそろったカルタがほんとに完成したらいいな、
という目標があります。
ということは、最終的には、
ひとつの文字につき1種類の「読み札」を
選ぶことになるわけです。
ところが、「これが良い札」という基準を
いまはまだ、あえて決めてはおりません。
そこで、
しっかりした根拠はないのだけれど、
「これ、いいかも!」と、
「ほぼ日本カルタ委員会(仮)」が
ピンときた「読み札」は
“とりあえずキープ”しておくことにいたしました。
決定の1枚にはならないかもしれないけど、これキープ!
おわかりいただけたでしょうか。

では続きまして、
「富士山」以外のテーマ、
フリースタイルで寄せられた「読み札」を。

トイレに愛しの 三角折り

この風習、日本だけだそうで。
ふしぎですね、愛しいですね。

水のあるところに 小銭あり

あー、これもふしぎ。

かみなりだ! へそかくせ!

忘れてたけど、たしかにふしぎ!

れいきゅうしゃだ! おやゆびかくせ!

お、連作になりましたよ。
日本人は“隠す”が風習?

もちがなかなか ちぎれない

たいへん気になる詩です。
かたいおもちを一生懸命かんでいるのか、
それとも、危険な状況なのか‥‥。
いずれにしても言えるのは、
おもちはおいしい、ということでしょう。

なまはげよ むしろお前が 泣かしてる

泣く子はいねえがああああああ!
泣く子はいねえがああああああ!
‥‥ほんとだぁ。

というわけで、
初の投稿作発表となりました。
あ、そうそう、
新しい「お題」をお伝えしないと。

では、「すし」で。

寿司です、鮨です、おすしです。
下の投稿のルール(仮)を
さらっと読んでいただいたら、
お気軽にご投稿いただけるとうれしいです。
(新しいお願いをひっそり加えています)

それでは、
引き続き、どしどし送ってくださいね!
みんなでカルタをつくりましょー。

投稿のルール(仮)

募集するのは「読み札」

カルタは「読み札」と「取り札」に
わかれているわけですが、
当面は「読み札」のほうを募集したいと思います。

「ふしぎと愛おしい日本」がテーマ

なにを書いてもよい自由な投稿です。
でも「ふしぎと愛おしい日本」というテーマからは
どうぞ、はなれないようにしてくださいね。

どの文字で投稿するかは自由

「いろはにほへと‥‥」の文字のなかの、
どれを選ぶかは今のところ自由です。

ひとつのメールにひとつの「読み札」

いっかいの投稿で送る「読み札」は、
一作品だけにしてください。
ひとつひとつ、集中して吟味したいので。
たくさん思いついた場合は、
何回もメールを送っていただければ大丈夫です。

2007-06-27-WED
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