【DVD】 2004/03/30
東京スキャナー

監修・演出 押井守
定価 3,150円

●東京スキャナーをご覧になりたい方へ
東京の六本木ヒルズにある森都市未来研究所にて
ご覧いただけます。
DVDは森アーツセンターミュージアムショップ
販売されています。

森ビルの都市計画のための資料映像として
制作開始されたという話ですが、スゴイ作品になってます。
東京という都市が、立体的な地図として見られる。
自分の家がどのへんかな、と楽しめる。
などというシンプルな観賞もできるのですが、
ここに住む、ここで生きる人間のことが気になるのです。
画面の中で、いることさえ忘れられそうな、
とるにたらないくらいアリンコのようにも見える人間が、
ときどきズームアップされたりもするんです。
その小ささが、いじらしいというか、せつないのです。
小さいなりに、笑ったり走ったりしているわけで、
そういう人間たちがいるからこそ、
東京が「死んだ街」に見えないんですよね。
神の視点とは、また別の言い方をすれば、
狙撃者の視点でもあるわけで、
この映像作品のなかに登場する人々は、
みんな、照準を合わせられて撃ち殺されることもできる。
そういう怖さもあるんです。
神さまの目で一人ひとりに幸せあれ、と見つめることと、
狙撃者として銃を向けることと、同時に感じるのです。
それが、うれしさと怖さの妙なバランスを
感じさせるんでしょうねぇ。
これは、みんなに見せてみたい作品だなぁ。
ぼくはもう、5回見ました。
(darling)

2004-03-31