【DVD】 2003/12/24
北の国から

定価 3,980円
発売元 ポニーキャニオン
ASIN B000065C9R

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『北の国から』というテレビ番組を知ったのは、
なんとこれが21年間も続いてきて、
今回で終わろうとしている年のことだった。
つけっぱなしにしているテレビが、総集編を流していた。
「オレ、これ、好きかもしれない」と、
ちょっとだけ観て、ぼくはチャンネルをかえた。
観るなら、しっかりぜんぶ観てみたいと思ったからだった。

そして、観る気になってこころの準備をして、
最終話の『遺言』を観たのだった。
おもしろかった。
つくっている人たちの真剣さが伝わってくる。
アンダーグラウンドの勇士だった唐十郎さんや、
アイドルとして出発したはずの
内田有紀さんをはじめとして、
キャスト、スタッフ、関係者すべての力が、
ひとつにまとまって
画面からどうどうと
滝のように流れ出てくるのに、圧倒された。

しかし、作品論を、いま語るつもりはない。
ぼくがつくづく感じいったのは、この番組を
「観ることで支えている」人々の
「気持」のほうだったのだ。

この物語に登場する人たちは、
みんな不完全で、失敗も多く、
思うように生きられなくて、情けない。
しかし、この人たちをまとめて肯定するような
「いいわるい」の判断を、視聴者はしていた。
ろくでもないけれど愛すべき人、
ぐずぐずしているけれど憎めない人、
取り柄がないかもしれないけれど気立てのいい人、
失敗したり悪いことをしたけれど立ち直ろうとする人、
迷惑だけれど人の好い人・・・・。
ただ立派な人なんかひとりもいないし、
誰がいちばん「正しい」のかを競わせたとしても、
どの人も1番に選べないと思う。

しかし、この『北の国から』の登場人物たちは、
それぞれに、多少は嫌われたりしつつも、
40%をはるかに超える日本の人たちから、
許され、愛されているのだ。
(darling)

2003-12-24