
 |
タリスマン〈上〉〈下〉
著者 : スティーヴン キング
<上巻>
| 定価 |
: |
857円 |
| ページ数 |
: |
578ページ |
| 出版社 |
|
新潮社 |
| ISBN |
: |
4-10219308-1 |
<下巻>
| 定価 |
: |
857円 |
| ページ数 |
: |
566ページ |
| 出版社 |
|
新潮社 |
| ISBN |
: |
4-10219309-X |
|
|
|
●関連するほぼ日のコンテンツ
【本読む馬鹿が、私は好きよ。
その6:スティーブン・キングを読む人々。】
●本を買いたい方はこちらへ
<上巻>
<下巻>
|
|
|
『タリスマン』を読んでくれ〜。
ぼくはこの新潮文庫に、
帯文を寄せたくらいこの本が好きなんす。
キングは、ソフトの制作について、
いろんな実験をする人でありまして。
ネットで小説を発表して、
その有料(優良ともいえるか)購読者が何%以下だったら
連載をやめるよ、とか、
長編小説を、短く切り分けて6分冊にして
順次発行していったり、
けっこう冒険的な作家なのであります。
この『タリスマン』は、イギリスに住むもうひとりの作家
ピーター・ストラウブと、
かわりばんこに執筆して完成させたものなのです。
途中まで書いては、相手に渡す。
渡された相手は、もうひとりの張った伏線を
自分なりに想像しながら続きを書き、
また謎を足しては、相手に渡す。
こうやって書かれたものです。
「自分で解決しなくてもいい伏線」を張れることで、
イメージの飛躍がやりやすくなる。
「相手への礼儀として、相手の特長を
いかせるような展開にしようと思いやる」
・・・プロレスのような作り方ですよねぇ。
ストーリーの紹介は省略しますが、
このわくわくわくわくわく感は、
とにかくたまらんものでありましたよ。
とっくにご承知の方々もおいでかとも思いますが、
この小説がなかったら、ぼくのつくったゲーム、
『M●THER2』は、なかったというくらいのものです。
特に「こども悪役」ポーキーの性格設定なんかについては、
この小説と、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に
よってずいぶん助けられました。
影の描き方の濃さが、少年物の甘さをなくしてくれてます。
上下巻で、ちょっと長いと思われるかもしれませんが、
ほんとうに一気に読み通せますし、とにかく飽きない!
(darling) |