【本】 2003/10/29

タオにつながる

著者 加藤祥造
定価 1,200円
ページ数 200ページ
出版社 朝日新聞社
ISBN 4022578572
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加島さんの碁仲間でもある中野孝次さんに
本を送ったところ、
「こんなハガキが来たよ」といって
ファックスが送られてきた。
「お互いお世辞をいう仲ではないから、
本当のことだろう」という言葉を添えて。
そこにはこうあった。
「今度の『タオにつながる』は、
 易しいが仲々奥深いいい本で、静かな力にみちている。
 非常に感心した。これは売れそうだ」
(無断引用、御免なさい)
ここで注目したいのは
「易しいが奥深い」と
「静かな力」という文言である。

これは誇張でなく、本当にそうだ。
だからこそ巷に溢れている
「癒し本」や「生きかた本」をはるかに凌ぐ
「実用性」に富んでいる。
落ち込んだときには「元気」になりもし、
とても「楽な気分」になれる。

とくに繰り返し読むのは
「恐怖のむこうに、愛がある」という章と
「孤独について」という章。
この二つの章だけでもいい。
立ち読みでも構わないので、
ちょっとだけ読んでいただきたいと思うのである。
(そうしたらレジに持って行きたくなりますよ、
 きっと)
そこには加島祥造という人間の、
肉声が聞こえてくるはずだ。
(担当編集者/朝日新聞社 文芸編集部 大槻慎二)

2003-10-29