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小説の自由
| イラスト |
: |
保坂和志 |
| 定価 |
: |
1,785円(税込) |
| 出版社 |
: |
新潮社 |
| ISBN |
: |
4103982055 |
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保坂和志さんの最新刊(小説に関する評論)
『小説の自由』が本屋さんに並んでいます。
「ぼくは小説を考えるときに、
言葉をあまり言葉と考えないで
音楽や絵とおんなじものだ
というふうに考えています。
音楽をきいているときや
絵を見ているときの高揚感とか、
不意にいままでネガティブにしか
考えられなかった状況を
ポジティブにとらえなおせるように
なったりするとか……そうなるのは
『音楽や絵のなかに主張があるから
その明るさに感染して影響を受ける』
というわけではないですよね。
音楽や絵のなかに、もっと強靱な、
既成のものにおじぎしない姿勢が
堂々とあることこそが、
ポジティブな感覚をつくりだすわけで。
主張は結局記号の連なりでしかなくて、
芸術は姿勢の方なんですよ」
こんなふうに、
小説を読む醍醐味があれこれ語られますし、
「おもしろさって、一体なんなのだろう?」
と一緒に考えながら読みこめる本なんです。
読みなおすたびにヒントがもらえるもので、
しかも、分量もたっぷり。おすすめですよ。
(木村俊介) |
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