【本】 2003/12/03

名人ー志ん生、そして志ん朝

著者 小林信彦
定価 1,200円
ページ数 186ページ
出版社 朝日新聞社
ISBN 4022598204
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花は志ん朝

著者 大友浩
定価 1,600円
ページ数 237ページ
出版社 ぴあ
ISBN 4835600657
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古今亭志ん朝さんが亡くなって、
もう三回忌も終わったのだけれど、
いまでも、人気の高い活躍中の芸人さんのように、
志ん朝さんの顔や名前が本屋さんに次々と並ぶ。
ちくま文庫では志ん朝さんの落語を文字に起こしたものが、
シリーズとして発売されはじめた。
朝日選書の小林信彦著『名人ー志ん生、そして志ん朝』や、
「ぴあ」から出版の、大友浩著『花は志ん朝』を
読んだばかりのところで、
昨日は雑誌『東京人』の特集「落語に生きた親子三名人」を
読んでいて、またまたしみじみしてしまった。
関係者たちの話が、みんなよかったのだけれど、特に、
ライバルと言われていた立川談志さんと、
志ん朝さんの姉の美濃部美津子さんの対談がよかったなぁ。
談志さんが、ほんとにほんとのことを言っている。
ああいう人の、ほんとうに素直な言い方は気持ちがいい。
ぼくは、あいかわらず、
毎晩のようにベッドで志ん朝さんのCDを聴いているし、
このごろではiPodにも入れているから、
旅行のときも聴いているのに、
まったく飽きるということがない。
落語マニアでは決してないのだけれど、
落語というのは、いいよなぁと、つくづく思う。
若い人に、「どれから聴いたらいいのでしょう」と
よく訊ねられるんだけれど、ほんとにどれでもいいと思う。
前は、よく、桂文楽、立川談志、古今亭志ん生、
といった人たちの『寝床』を聴き比べるとおもしろいよ、
というようなことを言ったのだけれど、
なにもそんなややこしいことをしなくてもいい。
(いまは、古今亭志ん朝の『寝床』も発売されている)。
なんでも、どれでも、聴いてみたらいいと思う。
ぼくにとっての、「マニフェスト」ってものは、
落語の世界のなかに書き込まれているような気がする。
(darling)

2003-12-03