【本】 2005/04/10
センチメンタルな旅・冬の旅

著者 荒木 経惟
定価 3,150円(税込)
出版社 新潮社
ISBN 4103800011

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荒木さんについてひとつ、
「ああ、その言い方はすごいな」
と思ったのは、
橋爪大三郎さんが、
「荒木さんは、たとえて言えば、
 手にカメラがついてるんですね」と。
つまり、この手を向けたら、
そこが写ってるっていうかたちで、
要するにカメラが
肉体化してるっていうことを
言いたかったんだと思うんだけど。
脳から手って
離れてるじゃないですか。
手には触覚の意味があって、
そこにカメラがついてるっていうふうな
言い方をしたときに、
ああ、それは時代として、
もう違っちゃってるんだなと思ったんです。
『センチメンタルな旅‥‥』でも、
写真を撮ってるんじゃなくて、
陽子さんを撮ってるんだって
言いたいってとこあるじゃないですか。
「おれは写真を撮ってるんじゃない」って、
いっつでもあの人は
そういうところがあるんだけど、
ほんっとにそうだと思うんですよね。
その二重性がね、あるんだと思う。
(「本の勉強」糸井重里の言葉より)

2005-04-10