僕が『今日の芸術』を読みはじめたのは、
ちょうど文庫になったばかりのときです。
手に取って、読んでみて、まず
「50年前の日本で、
こんなこと言う人がいたんだ」
って、びっくりした。
あんな人、ほかにいませんもん。
「今日の芸術は、
うまくあってはいけない」
とか、書いてあって!
もう何回も、ずーっと、毎日読んだ。
ちょうど、スタイリストのアシスタントを
終えるときくらいだったから、
「ああ! こういうふうにやりたいな」
と思ったんです。
スタイリングというものは、
あんまり高尚なもんにしてもしょうがない。
岡本太郎の「芸術はみんなのものだ」みたいな
考え方がすごいいいなって、思った。
(伊賀大介〜みんなのTARO-Tシャツより〜) |