【本】 2003/11/05

ョン・レノン レジェンド

著者 ジェームス・ヘンケ 野中邦子(訳)
定価 1,500円
ページ数 63ページ
出版社 朝日新聞社
ISBN 4-30926644-4
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ジョン・レノンの妙な記念本
『ジョン・レノン レジェンド』をめくっていたら、
ジョンがビートルズ全盛期に
彼個人で出演した映画のことを
記したページがあった。
“How I won the war”という戦争を舞台にした映画だ。
そういう映画の存在は知っていたけれど、
珍しくあまり話題にもならず、
そういえば、ぼくも、観ていないままだ。
この映画の兵士役を演じるために、
ジョンは髪を短くし、
配給品のメタルフレームの丸眼鏡をかけたという。

やがてジョン・レノンといえば、あのメガネというような
シンボルになるようなメガネは、
ここからはじまったということらしい。
それまでのジョンは、
ポップスターのイメージを守るために、
強い近視であるにもかかわらず、眼鏡をかけてなかった。
ところが、この映画をきっかけに、
そんなつまらないことを気にするのはやめた。
というのだ。
『トレビアの泉』にでてきそうな話だ。

ジョンほどの人が、目が悪いのを隠していたなんて、
いまごろ聞くと笑っちゃうような話なのだけれど、
1960年代という時代と、20代半ばの青年ということを
考え合わせると、そういうものかもしれないと思う。

もし、このジョンの映画出演という偶然と、
それをきっかけにした彼の決意がなかったら、
眼鏡というもののイメージは、もっと低かったろう。
きっと落ち着いた中年ギタリストみたいな姿の
エリック・クラプトンが眼鏡をかけることだって、
ジョンの偶然からの流れなのではないかと思うのだ。
(darling)

2003-11-05