【本】 2004/03/14
風雲児たち

著者 みなもと太郎
定価 680円(第1巻)
13,600円(全巻セット)
ページ数 296ページ
出版社 リイド社
ISBN 4845801655

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【歴史は、ひとことで語れない。】
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ぼくは、いまごろ、食わず嫌いだった「歴史」に、
みなもと太郎さんのマンガ『風雲児たち』をきっかけに、
興味を持つようになっている。
そういえば、と思い出したのだけれど、
いつごろからか、父親が歴史を描いたものを
さかんに読み出した時期があった。
たぶん、吉川英治の宮本武蔵だとか、
山岡荘八の徳川家康だとかの大衆小説、
いまのぼくにとってのマンガみたいなものが、
きっかけになっていたのだろうと思う。
まさか、学術書から出発したとは考えられない。

まったくちがった道を歩んでいるつもりだったのに。
それについて、話しあったことなんかなかったのに、
歴史に好奇心を向けたり、
お寺やお墓が気になるようになったりしている。
そうなのだ。ぼくの父親も、いつごろからか、
急に、お寺の世話役みたいな仕事を
引き受けるようになって、
京都の本願寺なんかにうれしそうにでかけていた。

ある年齢がくると、自然に歴史だの、お寺だのに
興味を持つようになるのかもしれないけれど、
まさか、自分が、そうなるとはなぁ。
どんなことを考えていたのか、
もっとバカ息子に話しておいてくれたらよかったのにな。
生まれて、同じ家で生活をしたのは、
大学に入学するまでのたった18年だった。
それ以後は、ちょっと会って、
ちょっとことばをかわす程度だったから、
たがいのことを、たくさんは知れないものだった。
それが、当たり前のことなのか、
特別にうちの親子が薄情なのかはわからないけれど、
いまごろ、ちょっと残念な気持ちになっている。
(darling)


先日、マンガを読みたいという欲望が薄れている、と、
書いたのですが、
そのときに、昔からの「ほぼ日」読者の方から、
「これはおススメです」という作品を推薦されました。
『風雲児たち』という、長編歴史マンガなのですが、
ぼくはこれを二十数巻、揃えましたですよ。
で、仕事が終わって、他の本を読むのが終わって、
お風呂も入って、歯も磨いて、おしっこもして‥‥、
それでも余った時間に読むぞ、と決めまして、
読みはじめたのですが、やめられましぇーん。
いま、第5巻を読み終えたあたりなんですけど、
杉田玄白と前野良沢が『解体新書』を出したり、
平賀源内がちょいと悔し涙を流したり、
というような時代のあたり。
ギャグマンガではあるんですけどね、泣けちゃうのよ。
ちょっと前の薩摩藩の人たちによる
濃尾方面での治水工事とか、もう、泣けて泣けて。
このマンガを読んでいたら、
名古屋の人は、鹿児島に足を向けて寝られなくなるね。
まだまだ10数巻もあるから、しばらくはたのしみです。
オレ、やっぱり、マンガ嫌いじゃないわ。
ただ、この作品、1980年代のものなんですよね。
古いマンガなら大丈夫なのでしょうかねぇ。
(darling)

2004-02-11