約1年間、毎週、吉本さんのことばをまとめて
徹夜で原稿作っていたもんな。
しんどかったけれど、どんな質問にも、
それこそ快刀乱麻って感じで答えてくれる吉本さんは、
なべぶた持った武芸者のようだったし、
同時にそのへんのおじさんみたいだった。
この本のなかで吉本さんは、
「どんなことでも、10年間、毎日続けたらものになると、
断言しています。
小説を書くことでも、靴をつくることでも、
とにかく毎日、どんなちょっとでもいいから続けること。
それを10年間積み重ねていったら、
一流になれるかどうかは別にして、
それで食えるようになる。というような話でした。
これを聞くと、「ほんとうかな?」と思う人と、
「そんなに簡単なものなのか?」と思う人がいるようです。
ぼくは、その場では「ほんとうかな?」と
感じたような気もします。
そのことを見越したように
「俺の首をかけてもいいよ」と、笑いながら
吉本さんはあえて断言したのでした。
しかし、いま、あらためて「あれはほんとうだ」と、
かなりの深度で感じられるようになりました。
それは、4年半、毎日「ほぼ日」をやってきたせいです。
「毎日」のおかげで、ぼくも、ぼくらも、
目に見えない力や、自信をつけつつあると思います。
意地でも絶対に休まない、
休むときには休むための何かをする。
つまり、一日たりとも、
頭から離れてないというつきあいを、
「ほぼ日」としてきているわけです。
(darling) |