【本】 2003/07/23
あかね空

著者 山本一力
定価 1,762円
ページ数   365ページ
出版社   文芸春秋
ISBN 4-16320430-X
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 【書くことで食うこと。
 山本一力さんが作家になった話。】

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山本一力さんは学年でいえば1級上だけれど、
ぼくと同い年生まれで、
マニアというのではないけれど落語が大好き。
ぼくと同業者だったこともあった。
会社を倒産させて二億の借金をつくり、
それを返すために小説を書いたという。
江東区から、麹町の文春ビルまでの距離を
当然のように自転車で来る。
スケッチだけで紹介すると、どんなおっさんだ?と、
かえって怪しく感じられるかもしれないけれど、
ほんとに気持ちのいい素敵な人だった。
ご本人の書く小説の登場人物のような人だった。
おもしろい人、かっこいい人、尊敬できる人、
いろんな人を素敵だと思うけれど、
「この人の家族にはなりたくないけれどね」という
冗談の但し書き付きで、語ってしまう場合もある。
これはこれで、いいんだけれどね。
(例えばさ、横尾忠則さん大尊敬しているけど、
 ぼくは横尾さんの家族にはなりたくはないもんね)
山本一力さんには、初めてお会いしたのだけれど、
「この人の家族は、いいだろうなぁ」と、
ちょっと思ったりした。
いい職人の仕事のように生活を組み立てていそうな感じ。
「このとーちゃんに付いていこう」と
家族に思わせていたって雰囲気があるんだよなぁ。
いい感じで「父らしさ」を持ってる人って、
かっこいいよなぁ。けっこう、憧れ。
『あかね空』読んでみてください。いいよ!

(2002年3月16日の「今日のダーリン」より)

2003-07-23