なかしましほさんのかえってきた!ちいさなレシピを1ダース。
NO2
 
中華まん:薄力粉100g、砂糖大1、BP小1をボウルにふるい、熱い湯60mlを注ぎ箸でよくほぐし、油大1/2を加える。触れる熱さか確認して手で1分こね、ラップして15分おく。3等分して直径10cmに伸ばし、あんこ等好きな具を大2ひだをよせ包む。蒸し器で強火で15分蒸す。 #LR1

2013-01-25-FRI


なかしましほさんがつくった中華まん

3つめのちいさなレシピは「中華まん」です。
こどもの頃、寒くなって、
近所のお菓子屋さんの店先に
中華まんをあたためる機械が登場すると、
あ、ことしも食べれるんだ!
とわくわくしたものです。
なので冬のおやつといえば、あんまん。
土曜日のお昼ごはんには、肉まんとあんまんを
買ってもらうのが楽しみでした。
当時は中華まんは買って食べるものだと思っていましたが、
実はこんなかんたんに作れるんですよね。
家で作れば、何よりできたてを食べることができますし、
好きな具材を包むことができます。
肉まんやあんまんだけじゃなく、
お惣菜の残りを詰めたり、
自由にアレンジできるのがうれしい。
ごはんにもおやつにもなるのがいいですね。

今回の作り方のポイントは、
分量、時間をしっかり守ること。
これに尽きると思います。
動画を撮ってみましたので、生地の状態や具の包み方など、
参考にしてみてくださいね。

今回は生地をふくらませるために、
イーストではなく、
簡単にできるベーキングパウダーを使いました。
皮はふんわりと口溶けよく仕上るよう、
薄力粉を使っています。
ただ薄力粉はグルテンが少ないため、
生地が伸びにくく包みにくいので、
熱い湯でこねることで、
生地をやわらかく伸びやすくしています。
沸騰したお湯じゃなくても大丈夫ですが、
なるべく熱めのお湯を使ってくださいね。
生地が膨らまないというつぶやきも
ちらほら見かけましたが、
いろいろな理由があると思うので、
思いつくまま書いてみます。

・ベーキングパウダーが古い
・水分が足りない
 (ベーキングパウダーは水分と反応して膨らむので、
  こねた生地がぱさっとして固いとふくらみません)
・生地をこねすぎた
 (生地がまとまって、
  表面がなめらかになるよう少しだけこねます。
  1分はそのだいたいの目安です。
  こねすぎると薄力粉のグルテンが出て
  固くもちっとした食感に)
・生地を寝かせすぎた
 (水分を加えたベーキングパウダーは、
  時間が経つとふくらみにくくなります)
・生地を成形する時、触りすぎた
 (同様にグルテンが出て堅くふくらみにくくなります)
・蒸すときの蒸気が弱かった。
もし思い当たるところがあれば、
次回の参考にしてみてくださいね。

具を包むのは、慣れないと時間がかかったり、
破けたりうまくできません。
これは餃子と一緒でとにかくたくさん作るしか、
上達の道はないのです。
ちなみにわたしは、
昨年撮影で数百個の肉まんを包むことになり、
その結果、すこしは上手になったような気がしています。
もちろんここまで作る必要はありませんが、
はじめてよりは2回目、3回目と生地の扱い方も包み方も
必ず上手になってきますので、
ぜひたくさん作ってみてもらえたらと思います。

【材料】
 薄力粉 100g
 砂糖 大1
 ベーキングパウダー 小さじ1
 油 大さじ1/2
 熱い湯 60ml
 中に入れる具:好みのもの 
        1個につき大さじ2杯程度

【材料や道具のこと】
材料と道具について
薄力粉は、ふつうのスーパーで手に入りやすい
日清の「フラワー」を使いました。
砂糖はきび砂糖、油は太白ごま油を使っています。
熱い湯は、沸かしたものを計量カップに移して用意しました。
蒸し器はせいろを使いました。
もし蒸し器がない場合は深い鍋にお湯を少量はり、
小さめのざるや深さのあるお皿置き、
その上に平皿をのせ、蒸します。

【作り方】

1.薄力粉、砂糖、ベーキングパウダーをひとつの器に合わせ、
 これを大きめのボウルにふるいいれます。
 ふるうことによって、生地がダマになりにくくなります。
 そこへ熱い湯を一気に加え、すぐにお箸で全体をほぐし、
 水分を行き渡らせます。
 一カ所だけほぐすと粉っぽいところに水分が行き渡らず、
 分量のお湯でまとまりにくくなるので、
 手早く全体を箸でほぐします。
 あとは長時間ほぐしていると
 段々べたべたしてくるのでここはとにかく手早く。
 ざっとほぐれたら油を加え、手で1分間こねます。
 箸でほぐすことで触れるくらいまで温度は下がっていますが、
 念のため指先で触って生地の温度を確認してからこねてください。
 最初は粉っぽい部分にべたべたしたところを押し付けるように、
 あとはボウルについた粉もくっつけるようにこねます。
 (このタイミングでぱさぱさして生地がまとまらない時は、
  少し水を加えます。この時は熱い湯ではなく水で。)
 だいたいひとまとまりになったら、
 今度は手の付け根を使ってこねていきます。
 1分たって、生地がなめらかにまとまればOK。
 長くこねすぎると逆にべたべたしてくるので、
 注意してください。
 生地はほっぺたくらいのやわらかさです。
 これをラップにつつみ、15分間常温で寝かせます。

2.この間になべにたっぷりのお湯をわかして、
 蒸し器のふたには水滴が落ちないよう、
 ふきんをかませておきます。
 蒸し器にくっつかないよう
 オーブンシートを小さく正方形に切って3枚用意します。
 15分経ったら生地を取り出します。
 これも長く置きすぎると生地がべたべたしたり、
 膨らみも悪くなるので時間を守ってください。
 生地の作り置きや冷凍はできません。
 これを3等分にして、それぞれを軽く丸め、
 直径10cmくらいに伸ばします。
 大きさは手の平くらいを目安にしてください。
 めん棒やラップの芯を使ってもOK。
 生地が固くなるので粉はふりません。
 どうしてもべたべたする場合は、
 ラップをあてて伸ばします。
 生地の分割、成形ははなるべく少ない回数で。
 触れば触るほど、生地は固く膨らみにくくなります。
 伸ばした生地の中心に具をおき、
 ひだをよせるように包みます。
 とじ口は上でも下でもお好みで。
 具材がとじ口に付くと口が開きやすくなるので、
 注意します。
 あとは蒸気がたっぷり出た蒸し器にならべ、
 強火で15分間蒸し上げます。
 3個で作ったときの時間なので、
 大きさによって蒸し時間を加減してください。
 長時間蒸すと黄色っぽくなったり、
 蒸気が強くあたりすぎても生地がべちゃっと仕上ることがあります。

ここまでの作り方を動画でごらんください。
 

【肉まん】
材料
 豚ひき肉100g
 玉ねぎ1/8個をみじん切り
 しょうゆ、酒、オイスターソース各小さじ1

作り方
 全てをよく混ぜ、3等分します。
 好みでしょうがのしぼり汁を加えても

【あんまん】
「抹茶ババロア」のかんたんあずきを使って
材料(作りやすい分量)
 あずき 1カップ
 砂糖 1カップ

作り方
1.あずきはざるに入れさっと水で洗い鍋に入れ、
 たっぷりの水を加えて強めの中火にかける。
 沸騰したら少し火を弱め、3分ほど煮て、一度水分をこぼす。
 再びたっぷりの水を加え中火にかけ、
 沸騰したら豆がゆらゆら踊るくらいの火加減に弱め、煮る。
 豆が水から顔を出さないように
 適宜水を足しながら1時間前後煮て、
 豆が完全にやわらかくなればOK。
 少しでもひっかかるような固さが残っていると、
 この後お砂糖を加えてもやわらかくならないので、
 注意する。
2.水分がたくさん残っていたら軽く水を切って鍋にもどし、
 少なければこのまま、砂糖を加えて弱めの中火にかける。
 へらで混ぜると豆がつぶれやすいので、
 軽くゆすりながら砂糖をとかし、
 やさしくへらで底からすくうようにして、
 好みの固さまで煮詰める。
 好みで黒ごまペーストを少量加えるとコクのある中華あんに。

 
発表! なかしま賞!!

あたたかい中華まんで、
きっとからだも心もぽかぽかですね。
お母さまが元気になったら、
こんどはぜひ一緒に作ってみてください!
(@ma_nashiko)さん
風邪でダウンしている母さんに、
少しでも栄養をつけてもらいたくて
餡まんを作った。
持って行った時の母さんの笑顔が、
嬉しかった。 早く回復するといいな。

 
2013-01-30-THU



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